- 製作
- 1946年 日本
- 時間
- 110分
- 監督
- 黒澤明
- 出演
- 原節子藤田進大河内伝次郎
- 種類
- ヒューマンドラマ
戦前の京大・滝川事件と戦中のゾルゲ・スパイ事件のふたつをモチーフに、ひとりの女性の反戦活動を描いたドラマ。“永遠の処女”原節子が芯の強いヒロインを好演。大学教授の一人娘・幸枝は学生たちのマドンナだった。野毛と糸川も幸枝に思いを寄せるライバルだが、野毛は反戦運動に身を投じ、糸川は取り締まる側の検事にと正反対の道を選ぶ。幸枝は信念を持って行動する野毛に惹かれ結婚するが……。ファシズムの吹き荒れる時代、自ら信じる道を強く生きる女性の姿を謳い上げたドラマ。