- 製作
- 1957年 日本
- 時間
- ---分
- 監督
- 佐分利信
- 出演
- 新珠三千代佐分利信河内桃子
- 種類
- ---
【終戦直後の東京、夜の街で生きる女の誇りと悲哀を描く、社会派メロドラマ。】
舞台は終戦から数年が経過した東京。焼け跡の面影が残る街で、バーのマダムとして生きる君子。かつては華やかな世界の住人だった彼女も、今は夜の街で客の酒に付き合い、したたかに日々を生き抜く。そんな彼女の前に、戦争で生き別れたはずの恋人が突然姿を現す。しかし、彼の隣には新しい家庭が。平穏を取り戻しかけた君子の日常は、過去の愛と現在の生活との間で激しく揺れ動く。忘れることのできない想いと、女としての誇りの狭間で、彼女が下す決断とは。戦後の混乱期を背景に、一人の女性の生き様を鮮烈に描き出す物語。