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終戦直後の東京、夜の街で生きる女の誇りと悲哀を描く、社会派メロドラマ。
舞台は終戦から数年が経過した東京。焼け跡の面影が残る街で、バーのマダムとして生きる君子。かつては華やかな世界の住人だった彼女も、今は夜の街で客の酒に付き合い、したたかに日々を生き抜く。そんな彼女の前に、戦争で生き別れたはずの恋人が突然姿を現す。しかし、彼の隣には新しい家庭が。平穏を取り戻しかけた君子の日常は、過去の愛と現在の生活との間で激しく揺れ動く。忘れることのできない想いと、女としての誇りの狭間で、彼女が下す決断とは。戦後の混乱期を背景に、一人の女性の生き様を鮮烈に描き出す物語。
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐分利信
- 主演新珠三千代
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二・二六事件に至る陸軍部内の葛藤相剋を描いた立野信之の直木賞受賞作品「叛乱」を原作に「にっぽん製」の菊島隆三が脚色、「広場の孤独」の佐分利信が監督した。なお、佐分利監督は撮影中病いに倒れたため、阿部豊監督が後をつぎ、これを内川清一郎監督が補佐している。撮影は「銀二郎の片腕」の小原譲治、音楽は「広場の孤独」の早坂文雄。キャストは映画俳優の他、新派、新劇人が大挙出演している。
ネット上の声
- 歴史のお勉強
- 菊島隆三の脚本てイーストウッド並みに信頼できる印象なんだけど、226事件を描いた
- オールスター映画ながら 226の青年将校達の心情を中心に描いているので 地味と言
- 新東宝らしからぬオールスターキャスト大作かつ傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督佐分利信
- 主演細川俊夫
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野望のため法を弄ぶエリート検事。その栄光の裏に隠された許されざる罪と、破滅への序曲。
戦後の混乱期。貧しい生い立ちから這い上がったエリート検事・的場。彼は自らの野望のため、政財界の大物の弱みを握り、汚職や不正を手段に権力の階段を駆け上がる。しかし、彼の過去を知る謎の男の出現。そして、かつて彼が陥れた女性との再会。完璧だったはずの彼の人生が、過去の「悪徳」によって音を立てて崩れ始める。栄光と転落を描く、重厚な社会派ドラマ。
サスペンス
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐分利信
- 主演木村功
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戦後の混乱期、死んだはずの恋人が帰還。貞淑な妻が愛と義理の間で下す、あまりにも残酷な決断。
舞台は終戦直後の東京。戦争で恋人を失ったと信じ、別の男性と結婚してささやかな幸せを掴んだ一人の女性。しかしある日、死んだはずのかつての恋人が目の前に現れる。過去の情熱的な愛と、現在の穏やかな生活。二人の男性の間で、彼女の心は激しく引き裂かれる。運命の悪戯に翻弄される三人の男女。貞淑な妻として生きてきた彼女が、自らの愛に下す「決算」とは。一人の女性の心の葛藤を鋭く描いた、衝撃の物語。
ネット上の声
- 世界のミフネ&世界の紀子‼️
- 威厳のあった佐分利信が戦後の様々な状況に翻弄され、どんどん落ちぶれ皆から軽んじら
- 原節子といえば小津映画の清廉なイメージしかなかったので、今作のような不倫に走る情
- 佐分利信のこの話なら何とか自分にも監督が務まるだろう、まさに俺自身の話だという気
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督佐分利信
- 主演佐分利信
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東京プロと新東宝との提携による作品で、製作は星野和平と佐野宏の共同。脚本は「現代人」の猪俣勝人が執筆、佐分利信の「風雪二十年」に次ぐ監督作品である。撮影は「黎明八月十五日」の藤井静。出演者の主なものは、「お茶漬の味」をあげた佐分利信、木暮実千代、笠智衆、三宅邦子、「東京のえくぼ」に出演した文学座の丹阿弥谷津子、俳優座の研究生から抜てきされた阿部寿美子、「大学の小天狗」の三橋達也などのほか千田是也、徳大寺伸、吉川満子、北林谷栄などである。尚、この他、青山杉作、東野英治郎、小沢栄、永田靖、東山千栄子、村瀬幸子などの俳優座の幹部級が特別出演の形で参加している。
ネット上の声
- 【1952年キネマ旬報日本映画ベストテン 第10位】
- 1952年製作公開
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督佐分利信
- 主演佐分利信
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「にごりえ」に続く文学座の第二作で「晩菊」の田中澄江の戯曲「ほたるの光」「赤いざくろ」をもとに作者自身と「警察日記」の井手俊郎が脚本を書き佐分利信が「叛乱」以来久しぶりに監督に当る。撮影は「放浪記(1954)」の藤井静。出演者は「にごりえ」にも出演した「おとこ大学 新婚教室」の淡島千景の他に芥川比呂志、杉村春子、丹阿彌谷津子、長岡輝子、文野朋子、宮口精二、仲谷昇、三津田健など文学座が総出演する。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐分利信
- 主演淡島千景
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二十七年度上半期芥川賞を受けた堀田善衛の「広場の孤独」を「青色革命」の猪俣勝人が脚色した。「人生劇場 第二部」の佐分利信、藤井静、早坂文雄のトリオがそれぞれ監督・撮影・音楽にあたった。佐分利信自身、フリーになって第二回出演の津島恵子(七人の侍)、「日本の悲劇」の高杉早苗を中心に千田是也、小沢栄以下の俳優座の演技者が総出演している。
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督佐分利信
- 主演佐分利信
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尾崎士郎の原作を「泣虫記者」の八木保太郎、「思春期」の棚田吾郎が共同脚色し、「慟哭」の佐分利信が監督する東映東京作品。芸術祭参加作品として社長大川博が製作総指揮に当っている。撮影、音楽はそれぞれ「慟哭」の藤井静、早坂文雄。出演者は佐分利信、主役瓢吉に新人の舟橋元が抜擢されている他、「慟哭」の北林谷栄、「彼を殺すな」の高峰三枝子、「結婚案内」の島崎雪子、「清水の次郎長伝」の月形龍之介、「暗黒街の鬼」の片岡千恵蔵など。
ネット上の声
- 銃刀法違反で捕まらないのかな?
- ずっと観ていないので見たい
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督佐分利信
- 主演佐分利信
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スタッフは脚本に舟橋和郎が加わったほかは全部第一都と同じ。配役陣では新しく「喧嘩笠(1953)」の轟夕起子、「真空地帯」の沼崎勲その他細川俊夫などが新しく加わっている。
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督佐分利信
- 主演佐分利信
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製作は杉山茂樹、佐分利信の監督、主演作品として、「執行猶予」につぐもの。脚本と撮影は、共に「執行猶予」の場合と同じスタッフで、脚本は猪俣勝人、撮影は藤井静である。配役の主なものは、「自由学校(1951 渋谷実)」の佐分利信と高峰三枝子、「伊豆物語」の若原雅夫、「その人の名は言えない」の三宅邦子、ほかに東山千栄子、水原真知子、河津清三郎なでの顔ぶれである。
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐分利信
- 主演佐分利信
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太泉スタジオの石川定一と芸研プロの「地獄の笛」の岩井金男の協同製作で、石川達三原作の『心の虹』より、「妻の部屋」の館岡謙之助が脚本を執筆。監督は俳優の佐分利信の第一回作品である。撮影は「地獄の笛」の永塚一栄の担当。主演には「花の素顔」「花も嵐も」の木暮実千代、「初恋問答」の佐分利信の他、「東京無宿(1950)」の山村聡、「銀座三四郎」の飯田蝶子らが助演する。
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐分利信
- 主演木暮実千代
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- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐分利信
- 主演木暮実千代
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製作は岩井金男、尾崎士郎の原作『天王機関説』より、「あゝ青春」の猪俣勝人が脚色し、同じく佐分利信が監督、藤井静が撮影に当っている。出演者は佐分利信をはじめ、「わが一高時代の犯罪」の岡田英次、岸旗江、沼田曜一、薄田研二、河野秋武などに、「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」の宮城野由美子の他、瀧花久子、青山杉作、御橋公、旧人佐久間妙子、新人直木三千代などの顔ぶれである。
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐分利信
- 主演佐分利信