- 製作
- 1932年 フランス
- 時間
- 91分
- 監督
- ジュリアン・デュヴィヴィエ
- 出演
- ロベール・リナンアリ・ボールカトリーヌ・フォントネ
- 種類
- ヒューマンドラマ
【赤毛の少年、家族からの愛を渇望する魂の叫び。孤独な心を描く、フランス文学の不朽の名作。】
19世紀末、フランスの片田舎。家族から「にんじん」と呼ばれ、疎まれる少年フランソワ。特に母親からの冷たい仕打ちに、彼の心は深く傷ついていた。唯一の心の拠り所は、狩りの名手である父親と、時折見せる優しさだけ。しかし、その父親も家庭内の不和には無関心。学校でも孤立し、行き場のない孤独感を募らせる「にんじん」。ある日、彼の絶望は限界に達し、取り返しのつかない決断へと向かわせる。少年が本当に欲しかったものとは何か。その問いが胸を打つ、感動の物語。