「巴里-伯林」のジュリアン・デュヴィヴィエがジュール・ルナールの有名な小説並びに戯曲に基いて作った映画で、脚色もデュヴィヴィエ自身の手になるものである。主役の「にんじん」に扮するのは無名から抜擢された少年俳優のロベール・リナンで、これを助けてルピック氏にはフランス劇壇で名高いアリ・ボールが、ルピック夫人には舞台でこの役を屡々演じているカトリーヌ・フォントネーが、それぞれ扮して出演している外、なお、オペレット畑のクリスチアーヌ・ドールや、ルイ・ゴーチエ、子役のコレット・セガル、マキシム・フロミオ、等も顔を見せている。撮影はアルマン・ティラールとモニオとの二氏の担当。それからアレクサンドル・タンスマンが特にこの映画の為めに作曲を受持っている事を附記する。
ネット上の声
- デュヴィヴィエ監督が1925年に制作したサイレント版をトーキー版としてセルフリメ
- デュヴィヴィエ版『大人は判ってくれない』
- カボチャの馬車も出てこない
- ニコラス・ケイジに!
ヒューマンドラマ
- 製作年1932年
- 製作国フランス
- 時間91分
- 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ
- 主演ロベール・リナン