- 製作
- 1963年 日本
- 時間
- 111分
- 監督
- 三隅研次
- 出演
- 若尾文子高田美和鳳八千代
- 種類
- ヒューマンドラマ
【大阪・船場の老舗木綿問屋を舞台に、莫大な遺産をめぐり、三人の娘と一人の愛人が繰り広げる、人間の欲望渦巻く愛憎劇。】
大阪・船場で四代続く老舗木綿問屋「矢島商店」。当主である矢島嘉蔵が急逝し、その莫大な遺産相続をめぐって、骨肉の争いが始まる。遺言状には、当主の愛人である浜田文乃に遺産の全てを譲ると記されていた。これに納得できないのが、嘉蔵の三人の娘たち。誇り高い長女・藤代、打算的な次女・千寿、奔放な三女・雛子。それぞれが己のプライドと欲望のために、文乃を追い詰めようと画策する。老舗の暖簾、女たちの意地、そして男たちの思惑が複雑に絡み合い、矢島家は激しい嵐の中へ。金か、愛か、それとも血か。人間の本性が剥き出しになる、壮絶な遺産相続争いの行方。