- 製作
- 1959年 日本
- 時間
- 101分
- 監督
- 今村昌平
- 出演
- 長門裕之吉行和子二谷英明
- 種類
- ヒューマンドラマ
【貧しさの中でも、兄妹は強く生きた。昭和30年代の炭鉱町を舞台に、幼い兄妹の絆と健気な姿を描く感動の名作。】
昭和30年代、九州の炭鉱町。在日コリアンの4人兄妹は、両親を亡くし、幼いながらも懸命に生きていた。しっかり者の姉・喜子が綴る日記の主役は、腕白な「にあんちゃん」。ボタ山で石炭を拾い、乏しい食料を分け合う日々。貧しさと差別に晒されながらも、彼らは笑顔と希望を失わない。しかし、閉山が噂される町の現実は厳しく、兄妹のささやかな暮らしに暗い影を落とす。日記に記される、幼い心の叫びと未来への願い。彼らを待ち受ける運命と、兄妹が下す大きな決断。