- 製作
- 1930年 日本
- 時間
- 110分
- 監督
- 鈴木重吉
- 出演
- 高津慶子藤間林太郎小島洋々
- 種類
- 青春
【孤児院から逃げ出した少女の過酷な運命。社会の矛盾を鋭く描く、日本映画史に残るサイレント映画の傑作。】
1930年代、昭和初期の日本。孤児院の非道な扱いに耐えかね、脱走した少女すみ子。わずかな希望を胸に大都会・東京の叔父を訪ねるも、待っていたのは冷たい仕打ちとサーカス団への身売りという過酷な運命。搾取され、虐げられながらも、必死に生きる場所を探し求める彼女。社会の矛盾と貧困が、純真な少女から全てを奪い去っていく。日本映画史に刻まれる、衝撃の結末へと向かう無声映画の金字塔。