- 製作
- 1970年 ドイツ
- 時間
- 125分
- 監督
- ヴィム・ヴェンダース
- 出演
- ハンス・ツィッシュラーエッダ・ケッヒェルリープガルト・シュヴァルツ
- 種類
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【刑務所から出たばかりの男が、過去から逃れるように夏の西ドイツを彷徨う。ヴィム・ヴェンダース監督が描く、孤独な魂のロードムービー。】
刑務所から釈放された男、フランツ。彼は自由を手にしたものの、行く当てもなく、過去の仲間からの連絡を避けるようにミュンヘンを彷徨い始める。夏の陽光が照りつける都市の風景は、彼の内面の空虚さを映し出すかのように無機質で、誰と出会っても心の距離は埋まらない。過去という名の亡霊に追われながら、彼はあてのない旅を続ける。それは、安住の地を求める逃避行か、それとも自分自身を探すための巡礼か。果たして、この旅の終わりに彼を待つものとは。孤独と疎外感を静謐な映像で切り取った、記念すべき長編デビュー作。