-
「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。
東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。共演に新人・中野有紗のほか、田中泯、柄本時生、石川さゆり、三浦友和ら。カンヌ国際映画祭では男優賞とあわせ、キリスト教関連の団体から、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞。また、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。
ネット上の声
- 2023年末に日本で公開された、2023年公開作品で最高峰の「世界的に評価されるべき奇跡的な作品」!
- これほど説教臭くなく、生き方や価値観を静かに揺さぶる映画は久しぶり
- 役所広司さん、カンヌでの主演男優賞受賞、おめでとう㊗️🎉🎊🍾
- “日常”の有難さを知った2020年代に響く人間賛歌
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本,ドイツ
- 時間124分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演役所広司
-
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」「Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」といったドキュメンタリーでも名作を送り出しているビム・ベンダース監督が、ブラジル出身の写真家セバスチャン・サルガドを捉えたドキュメンタリー。モノクロを基調とし、人間の死や破壊、腐敗といった根源的なテーマと、その荘厳な作風から「“神の眼”を持つ写真家」とも言われるサルガド。地球上の最も美しい場所を探し求め、ガラパゴスやアラスカ、サハラ砂漠などで撮影を行い、圧巻の風景を写し出したサルガドのプロジェクト「Genesis(ジェネシス)」に、ベンダースとサルガドの息子ジュリアーノ・リベイロ・サルガドが同行。2人の視点から、写真家サルガドの足跡を解き明かしていく。
ネット上の声
- 生涯心に残る作品
- 響かなかった。
- ルワンダで人間の残酷さと野蛮さに心底疲弊して絶望したとき、生まれ故郷の渇ききって
- ビム・ベンダース監督が、ブラジル出身の写真家セバスチャン・サルガドを捉えたドキュ
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国フランス,ブラジル,イタリア
- 時間110分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演セバスチャン・サルガド
-
ビム・ベンダース監督が、テキサスの荒野を放浪する男の妻子との再会と別れを、ライ・クーダーの哀愁漂う音楽に乗せて描き、1984年・第37回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた傑作ロードムービー。荒野をひとりさまよっていた男が、ガソリンスタンドで気絶した。記憶を失っている男の持ち物を手がかりに連絡を受けたウォルトは、男が4年前に失踪した兄トラヴィスだと確認する。トラヴィスはテキサス州の町パリに所有する土地を目指していた。徐々に記憶を取り戻したトラヴィスは、4年ぶりに再会した幼い息子とともに、妻を探す旅に出る。主人公トラヴィスをハリー・ディーン・スタントン、妻をナスターシャ・キンスキーがそれぞれ好演。俳優サム・シェパードと「ブレスレス」のL・M・キット・カーソンが脚本を手がけた。
ネット上の声
- 血の繋がり、家族愛、親子の絆と赤色の肖像
- エンタメが選ぶ 《 映画3大無責任男 》
- カントリーな風景と独特の恋愛観
- 僕を登録してくれている皆さんへ
旅に出たくなるロードムービー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間146分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ハリー・ディーン・スタントン
-
ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが、戦後ドイツを代表する芸術家アンゼルム・キーファーの生涯と現在を追ったドキュメンタリー。
ヴェンダース監督と同じ1945年にドイツに生まれたアンゼルム・キーファーは、ナチスや戦争、神話を題材に、絵画、彫刻、建築など多彩な表現で作品を創造してきた。初期の創作活動では、ナチスの暗い歴史から目を背けようとする世論に反してナチス式の敬礼を揶揄する作品をつくるなどタブーに挑み、美術界から反発を受けながらも注目を集めた。71年からはフランスに拠点を移し、藁や生地を素材に歴史や哲学、詩、聖書の世界を創作。作品を通して戦後ドイツと「死」に向き合い、傷ついたものへの鎮魂を捧げ続けている。
ヴェンダース監督が2年の歳月をかけて完成させた本作は、3D&6Kで撮影を行い、絵画や建築が目の前に存在するかのような奥行きのある映像を表現している。アンゼルム・キーファー本人が出演するほか、再現ドラマとして息子ダニエル・キーファーが父の青年期を演じ、幼少期をヴェンダース監督の孫甥(兄弟姉妹の孫にあたる男性)アントン・ベンダースが演じる。
ネット上の声
- 「神話は現代でも通用するし、歴史を理解するための手助けになる」(おぼろげな記憶を
- キーファーの作品は、別世界のイリュージョンとして安全な場所から鑑賞することを許し
- アンゼルム・キーファーのアトリエが凄すぎるのだけど、あれ本当に全部実在するのかし
- 数年ぶりに3Dメガネを掛けて映画を観れて、しかもそれがヴェンダースの新作だったと
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国ドイツ
- 時間93分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演アンゼルム・キーファー
-
「パリ、テキサス」のビム・ベンダース監督が10年ぶりに祖国ドイツでメガホンをとり、1987年・第40回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した傑作ファンタジー。壁崩壊前のベルリンを舞台に、人間に恋してしまった天使の運命を、美しく詩的な映像でつづる。人間たちの心の声を聞き、彼らの苦悩に寄り添う天使ダミエルは、サーカスの空中ブランコで舞う女性マリオンに出会う。ダミエルは孤独を抱える彼女に強くひかれ、天界から人間界に降りることを決意する。ブルーノ・ガンツが主演を務め、テレビドラマ「刑事コロンボ」のピーター・フォークが本人役で出演。脚本には後にノーベル文学賞を受賞する作家ペーター・ハントケが参加した。1993年には続編「時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!」が製作された。
ネット上の声
- べんちーのレビューで気になった作品🤗!地上に暮らす人々の様子を観察し続けてる天使
- モノクロのベルリンの街を見降ろす天使。 人間から天使は見えないけど...
- 子どもが子どもだったころ,こう思った
- シティ・オブ・エンジェルより、、
恋愛、 ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間128分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ブルーノ・ガンツ
-
2009年に逝去したドイツの天才舞踊家ピナ・バウシュの世界を、「ベルリン・天使の詩」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のビム・ベンダース監督が3Dで撮影したドキュメンタリー。バウシュが生前から映画のために選んでいた「カフェ・ミュラー」「春の祭典」「フルムーン」「コンタクトホーフ」の4つの舞台のほか、バウシュが芸術監督を務めていたドイツ・ブッパタール舞踏団のダンサーたちが街中や自然の中で繰り広げるパフォーマンスや、在りし日のバウシュの映像、ダンサーたちからの追悼のメッセージが収められている。
ネット上の声
- ヴィムヴェンダースのヴィムバウシュダンス
- 奇天烈なダンスの数々にビビリまくり!!
- 「踊れ!踊れ!自分を見失わない為に」
- 「何も見てはいない」ことからの脱却…
バレエ(バレリーナ)、 ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国ドイツ,フランス,イギリス
- 時間104分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ピナ・バウシュ
-
ビム・ベンダース監督が、ひょんなことから一緒に旅することになった青年と少女の交流をモノクロ映像でつづったロードムービー。ドイツ人の青年フィリップは旅行記を書くためアメリカを旅していたが、執筆に行き詰まり帰国することに。空港で足止めをくらった彼は、同じくドイツへ帰国しようとしていた女性リザと9歳の娘アリスに出会う。リザはフィリップに一方的にアリスを託し、行方をくらませてしまう。仕方なくアリスを連れてアムステルダムへ飛んだフィリップは、アリスの記憶を頼りに彼女の祖母の家を探す旅に出る。「まわり道」「さすらい」と続く、ベンダース監督&リュディガー・フォーグラー主演による「ロードムービー3部作」の第1作。
ネット上の声
- 【ひょんなことから道連れとなったドイツの作家の青年と少女の道連れ旅と不思議な交流を描くロードムービー。ドイツの名バンド”CAN"によるオリエンタル調の哀愁漂うメインメロデが印象的な作品でもある。】
- 『父親みたい。』『自然にそうなるんだ。』
- 人生はちょっとしたきっかけがあれば
- 心地よい気分になるロードムービー
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国ドイツ
- 時間111分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演リュディガー・フォグラー
-
ビム・ベンダース監督が「都会のアリス」「まわり道」に続いて手がけた「ロードムービー3部作」の完結編。2人の男の旅と友情を、スタッフが実際に旅しながら撮影する即興演出で描き出す。大型ワゴンで各地の映画館を巡りながら、フィルム運びや映写技師の仕事をしているブルーノ。ある日彼は、猛スピードの車で河に突っ込んだ男ローベルトと出会い、意気投合する。ローベルトもブルーノのワゴンに乗り込み、2人は東西ドイツ国境周辺の旅を続ける。前2作に続いてリュディガー・フォーグラーが主演を務めた。1976年・第29回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。
ネット上の声
- めちゃくちゃさすらってたな〜
- ヴェンダーズの道映画
- ロードムービーの最高峰!
- 『変化は必然だ。』
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ドイツ
- 時間176分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演リュディガー・フォグラー
-
ドイツの名匠ビム・ベンダースが、アメリカの作家パトリシア・ハイスミスによる小説「トム・リプリー」シリーズの第3作「アメリカの友人」を原作に描いたクライムサスペンス。贋作を売りさばいているアメリカ人の画商リプリーは、オークション会場で額縁職人のヨナタンと出会う。ヨナタンが病で余命わずかだと知ったリプリーは、彼に一度きりの殺人の仕事を紹介する。ヨナタンは多額の報酬を妻子に残すため殺人を引き受けるが……。主人公リプリーを「イージー★ライダー」のデニス・ホッパー、額縁職人ヨナタンを「ベルリン・天使の詩」のブルーノ・ガンツが演じ、ニコラス・レイ、サミュエル・フラーらベンダース監督が敬愛する映画監督たちも出演した。
ネット上の声
- 【ヴィム・ヴェンダース監督が迷走するなか、世に出した逸品。】
- 【ロードムービー三部作の次/再び欧州とアメリカの融合】
- ハンブルクのカーボーイ
- ヴェンダースの友情
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1977年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間126分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演デニス・ホッパー
-
「パリ、テキサス」の名匠ビム・ベンダースと世界的ギタリストのライ・クーダーが再タッグを組み、キューバの伝説的ミュージシャンたちにスポットを当てた音楽ドキュメンタリー。ライ・クーダーが敬愛するキューバのミュージシャンたちと制作したアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は大ヒットを記録し、1997年グラミー賞に輝いた。ベンダース監督はキューバを再訪するライ・クーダーに同行し、ミュージシャンたちとの交流を記録。情緒豊かなハバナの街並みや、アムステルダムでのコンサート、そしてニューヨークにある音楽の殿堂カーネギーホールでのステージを交えつつ、彼らの素晴らしい音楽とそれぞれの人生を映し出していく。
ネット上の声
- ブエナビスタ・ソシアル・クラブへようこそ
- 大切なものを金で売るところだった。猛省
- クールで年老いた天才ミュージシャン達
- ありのままを,音楽に語らせよう。
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国ドイツ,アメリカ,フランス,キューバ
- 時間105分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演イブライム・フェレール
-
「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、世界的ファッションデザイナー・山本耀司の仕事を追ったドキュメンタリー。パリのポンピドゥー・センターから依頼を受けたベンダース監督が、パリ・コレクションの準備を進める山本の姿を記録。旧型のフィルムカメラとビデオカメラを入れ子状に組み合わせた大胆な構成で描き、さらにベンダース監督との対話を通して、服作りやファッションに対する山本の真摯な姿勢が浮き彫りになっていく。
ネット上の声
- 【多様性と変化を考える】
- YohjiYamamoto
- ドイツ人監督なので違和感のある日本や音楽があるんですけど山本耀司カッコいいですよ
- ファッションとは多義に渡る定義があるがどちらにせよ「いま」「ここで」が重視される
ドキュメンタリー
- 製作年1989年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間81分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ヴィム・ヴェンダース
-
ベンダースのヒット作「ベルリン・天使の詩」の続編。天使カシエルは、親友ダミエルが去っていったベルリンの街で、壁崩壊後に様々な思いに揺れる人々の心を覗いて過ごしていた。ある日、ふとしたことから人間世界に降りることがかなったカシエルはダミエルを訪ねるが、自分にはそんな幸せな生活は想像できなかった。天使や堕天使たちに見守られながら、人間としては無力なカシエルの苦悩の日々が始まる……。
ネット上の声
- 天使として地上の人間の世界を見守るカシエル
- 『堕天使は端的に言えばサタン』
- 『ベルリン・天使の詩』の続編
- 全てが美しい詩のような作品
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国ドイツ
- 時間147分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演オットー・ザンダー
-
ブルース生誕100年を記念し、マーティン・スコセッシ製作総指揮の下、ビム・ベンダースら著名映画人が結集した7本のドキュメンタリー集「THE BLUES Movie Project」の中の1本。「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のベンダースが、ブラインド・ウィリー・ジョンソン、スキップ・ジェイムス、J・B・ルノアーといった時代も場所も異なる3人のブルースマンに焦点を当てた。
ネット上の声
- ブルース生誕100周年を記念したプロジェクトでマーティン・スコセッシ製作総指揮で
- ヴィムヴェンダース監督によるブルースの映画
- ヴェンダーズ幻のブルース
- 伝説のブルースマン
ドキュメンタリー
- 製作年2003年
- 製作国アメリカ
- 時間104分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演スキップ・ジェイムス
-
ヴィム・ヴェンダースは名匠と名高い映画監督、ニコラス・レイが書き溜めていた脚本を映画化させてもらうため、彼のもとを訪れる。しかし、レイの余命は残りわずかだった。それを見たヴェンダースはレイの残された命を映像に収めようと決意する。
ネット上の声
- ニコラスレイに寄り添う
- 1978年の4月、末期癌のニコラス・レイがヴィム・ヴェンダースに電話して映画を共
- ニコラス・レイのエンディングノート
- 映画は死なない
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国ドイツ
- 時間87分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演スーザン・レイ
-
録音技師ビンターの許に、友人の映画監督から1枚の絵葉書が届く。国境のなくなったEUの道路を通ってリスボンに彼を訪ねるビンターだったが、当人はビデオ映像を残して消えていた。ガンマイクで街の音を拾って歩く彼の耳に、美しい女性テレーザの歌声が届く……。リスボン市の依頼を受けたベンダース監督が、映画百年にあたって世界最高齢のオリベイラ監督を迎えて軽やかに綴った映画への愛の賛歌。
ネット上の声
- ヴェンダースだけが生みだせる空気、至福感
- “映画への愛”が率直に込められた傑作
- 遠くへ行きたい (ノ ´ー`)ノフッ
- ひと味違う?ロードムービー
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国ドイツ,ポルトガル
- 時間104分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演リュディガー・フォグラー
-
「パリ、テキサス」のビム・ベンダース監督が、敬愛する小津安二郎監督へのオマージュを込めて撮りあげたドキュメンタリー。1983年4月、東京で開催されたドイツ映画祭のために来日したベンダース監督は、小津の描いた“東京”を探して街をさまよい歩く。ベンダース監督は撮影のエドワード・ラックマンとともに好奇心の赴くまま、パチンコや竹の子族など当時の“日本的”な風景を記録。さらに小津作品には欠かせない俳優・笠智衆や小津組の名カメラマン・厚田雄春との対話を交えながら、小津の“東京”と、近代化した80年代の東京を描き出す。
ネット上の声
- 【“小津の映画は国境を越え理解される。”小津監督を敬愛するヴィム・ヴェンダースが1983年の東京の風景を切り取ったドキュメンタリー。笠智衆や厚田雄春撮影監督へのインタビューシーンは特に貴重である。】
- 1983年の東京をヴィム・ヴェンダース監督が切り取ったドキュメンタリー映画です
- ベンダース監督の嗜好と、笠智衆の証言に触れることができる、貴重な一作。
- ヴィム殿小津像をはき違えてますぞ(汗)
ドキュメンタリー
- 製作年1985年
- 製作国ドイツ,アメリカ
- 時間93分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演厚田雄春
-
「もしも建物が話せたら、何を語るだろう?」という問いをテーマに、世界各国から集結した6人の監督たちがそれぞれ思い入れのある建物の声を描いたドキュメンタリー。ビム・ベンダースが製作総指揮を手がけ、ベンダースはドイツのベルリン・フィルハーモニーを、ロバート・レッドフォードは自身が幼少時にかかったポリオのワクチンを開発したソーク研究所を、オーストリアのドキュメンタリー作家ミハエル・グラウガーはロシア国立図書館を、「100,000年後の安全」のデンマーク人監督マイケル・マドセンは再犯率の低いノルウェーのハルデン刑務所を、ノルウェー人監督マルグレート・オリンは同じくノルウェーのオスロ・オペラハウスを、「スエリーの青空」のブラジル人監督カリム・アイノズはパリのポンピドゥ・センターを取り上げ、それぞれ独自の視点から建物の存在に迫った。
ネット上の声
- 建築家の思い、からの監督の意図
- もしもシリーズ最近作!!
- 耳をすませば…
- 建造物を語り手にすることで物語の中の建物ではなく、建物による建物の物語として成立
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国ドイツ,デンマーク,ノルウェー,オーストリア,フランス,アメリカ,日本
- 時間155分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演---
-
ヴィム・ヴェンダース監督が1982年3月にニューヨークで撮影した短編ドキュメンタリー。映画「ハメット」製作の日々をとらえた。
ヴェンダース監督がフランスのテレビ局から「ニューヨークからの手紙」という番組を提案されたことを受けて手がける予定だった「日記映画」の試作として撮られた作品。フランシス・フォード・コッポラ製作総指揮の下でヴェンダース監督初のアメリカ映画として手がけた「ハメット」の製作過程を描き、同作製作中に遭遇したトラブルや、ヨーロッパとハリウッドの映画作りの違いなどについて語られる。
日本では「70/80年代 フランシス・F・コッポラ 特集上映 終わりなき再編集」(2024年11月29日~/新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)で上映される「ハメット」と併映で劇場公開。
ドキュメンタリー
- 製作年1982年
- 製作国ドイツ
- 時間18分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ヴィム・ヴェンダース
-
ビム・ベンダース監督が「都会のアリス」に続いて撮りあげた、リュディガー・フォーグラー主演による「ロードムービー3部作」の第2作。母親と2人で暮らす作家志望の青年ヴィルヘルム。スランプに陥り書くことができなくなった彼は母親に勧められ、作家としての才能を見いだすため旅に出る。ヴィルヘルムは道中で出会った大道芸人のラエルテスと口のきけない少女ミニョン、女優のテレーゼ、放浪詩人ベルンハルトたちと行動を共にし、様々なことを語り合いながら気ままな旅を続ける。やがて意外な過去が明らかになり、彼らの旅は思わぬ事態へと展開していく。「パリ、テキサス」「テス」などの女優ナスターシャ・キンスキーのデビュー作。後にノーベル賞作家となるペーター・ハントケが脚本を手がけた。
ネット上の声
- ヴィム・ヴェンダース版のドライブ・マイ・カー
- 自分を見つめ直すまわり道
- 観察、体験、書くこと
- 無意味なまわり道
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ドイツ
- 時間100分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演リュディガー・フォグラー
-
ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として世界的注目を集めていたドイツのビム・ベンダース監督が、ハリウッドでの映画制作における自身の苦い経験を反映させながら撮り上げたドラマ。
ポルトガルの海岸で、SF映画「ザ・サヴァイバー」のリメイク作品を撮影している映画制作チーム。しかし途中で資金が底をついた上にフィルムも足りなくなり、撮影を続けられなくなってしまう。資金繰りのためアメリカへ向かったプロデューサーのゴードンとも連絡が取れなくなり、業を煮やした監督のフリッツは自らロサンゼルスへと足を運ぶが……。
後に「007 美しき獲物たち」などで個性派俳優として活躍するパトリック・ボーショーが映画監督フリッツを演じ、サミュエル・フラー、ロジャー・コーマンといった映画人も出演。1982年・第39回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。
ネット上の声
- ヴェンダース版『8 1/2』?
- ポルトガルの海岸でSF映画を撮っていたクルーたちは、資金難による撮影の休止により
- だから12ヶ月のシネマリレーは名作を上映していくんじゃないの?
- メタ映画+ロードムービー&ノワール
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国ドイツ
- 時間127分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演イザベル・ヴェンガルテン
-
近未来の1999年、滅亡の恐怖におののく世界。ベニスを発ったクレアが道中で何者かに追われる男トレバーと出会う。彼を追うクレアの旅はヨーロッパからロシアを経てアジアへ、そしてオーストラリアへと進む。トレバーは盲目の母の脳に送り込むために、世界中の映像を集めて旅していたのだった……。豪華なキャストによる世界各地でのロケや、最先端のハイビジョン映像を取り入れた手法が話題に。サントラで参加したU2のボノと監督ベンダースが出会った作品。
ネット上の声
- マイベスト、ヴィムベンダーズ
- 長い長い間何を見せられてたの?依存症と副作用?それとも小説家の想像の世界?情報も
- 家族や友達といるとき皆がそれぞれにスマホを見てる瞬間があるといつも思い出すこの映
- ヴェンダースが探しているのは救いを「求めない」世界なのか? だから目の治療の場所
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国日本,アメリカ,ドイツ,フランス,オーストラリア
- 時間158分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ウィリアム・ハート
-
1895年、リュミエール兄弟によって映画の前身となる“シネマトグラフ”が発表された。しかしその週間前に、“ビオスコープ”と呼ばれるプロジェクターをスクラダノウスキー兄弟が発表。兄弟の愛娘が、当時のエピソードを慈しみながら振り返る。
ネット上の声
- 馬車でなんだか切なそうにカラーの現代を見るその景色が工事中で鳥瞰になるの色々と涙
- ハトメパンチでフィルムの穴作ったり、子どもが手作業で着色してカラーフィルムにした
- リュミエール兄弟よりも前に、ビオスコープを用いて映画を上映したスクラダノウスキー
- 映画の前身「シネマトグラフ」が発表される前に「ビオスコープ」なるものがスクラダノ
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国ドイツ
- 時間76分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ナディーネ・ビュットナー
-
「パリ、テキサス」のビム・ベンダース監督とサム・シェパードが84年以来、約20年ぶりにコンビを組んだロードムービー。落ち目の西部劇スター、ハワードは、30年ぶりに母親に会いに行き、自分に子供がいるかもしれないと聞かされる。彼は自分の子供を探す旅に出る。主人公のかつての恋人役はシェパードの実生活の妻でもあるジェシカ・ラング。共演は「ドーン・オブ・ザ・デッド」のサラ・ポーリー、「北北西に進路を取れ」のエバ・マリー・セイントら。
ネット上の声
- 【”家族の血の繋がり”若き頃はモテた男だったら、不惑になって青い骨壺を抱く美女に付きまとわれる事はあるかな・・。今作は冴えない中年男の、若き日の行状を反省する”人生の一休み&反省ムービー”である。】
- 大好きなヴィム・ヴェンダース作品の中でもこれはすごく好みだった
- カワード・ハワード・・・あら、韻を踏んじゃったわ。
- 『バリ・テキサス』を観ていると感慨もひとしお
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国ドイツ,アメリカ
- 時間124分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演サム・シェパード
-
「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」のビム・ベンダース監督が、姪と叔父のアメリカを横断を描くロードムービー。アメリカで生まれてアフリカで育った少女ラナは、亡き母の手紙を叔父に渡すために10年振りにアメリカに帰国する。ラナと叔父は、ホームレスのイスラム系青年が殺される事件に出会い、ラナはその青年の遺体を彼の兄に届けるため、叔父はその事件の真相を探るためにアメリカを横断する旅に出る。
ネット上の声
- ヴェンダース作品にミシェル・ウィリアムズが出てるというだけで借りてみたら、内容は
- ヴィム・ヴェンダース監督による9.11同時多発テロ事件をテーマにした、アメリカ人
- ミシェル・ウィリアムズが非常にかわいい!!
- 9・11から2年後のLA、そしてアメリカ
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国アメリカ,ドイツ
- 時間124分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ミシェル・ウィリアムズ
-
ビム・ベンダース監督が大学の卒業制作として撮りあげた長編第1作。ミュンヘンの街をさまよう青年と彼を追う男たちの物語を、「ザ・キンクス」をはじめとする1960年代ロックの数々にのせて描く。刑務所から出所したばかりの青年ハンスの前に、かつての相棒が現われる。相棒は金の隠し場所をハンスから聞き出そうとするが、過去と決別したいハンスはミュンヘンの街中へと逃亡。しかし、相棒はどこまでも追いかけてきて……。
ネット上の声
- 最初からあらゆる作家的特徴を携えていることをうれしく思うが、まあ怠い
- ヴェンダースとロビーミュラーによる音楽の為の映画
- 処女作にすべてがある、はあながち嘘でもない
- Youtubeにあった113分版
- 製作年1970年
- 製作国ドイツ
- 時間125分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ハンス・ツィッシュラー
-
ハード・ボイルドの元祖ダシール・ハメットを描いたジョー・ゴアズのベスト・セラーをコッポラが製作総指揮で映画化、ベンダースが監督を務めた。探偵小説をタイプし終えたハメットの許に、探偵社時代の仲間が訪ねてくる。消えた中国娘を探す彼に頼まれチャイナタウンを案内するハメットだったが、やがて巨大な陰謀に巻き込まれていく……。
ネット上の声
- 1928年 サンフランシスコ
- B級は意識してつくれるのか
- 雰囲気に酔ってしまう
- 無力さゆえの虚無観
サスペンス
- 製作年1982年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演フレデリック・フォレスト
-
テレビやビデオの台頭などにより、もはや映画芸術は滅びゆくのではないか。そんな疑問を抱いたニュージャーマンシネマの旗手、ヴィム・ヴェンダースは、カンヌのホテルの一室にカメラを設置。この部屋で15人の監督と映画の現在と未来を語る。
ネット上の声
- スターチャンネルEXが2ヶ月間月額99円キャンペーンやってたので登録⭐️
- 最後のトルコの監督の発言を深読みすると、そもそも本来は映画を撮ること自体が目的だ
- 映画は死に頻しているか?という問いに対して、テレビの脅威を危惧する監督も、技術の
- テレビの台頭により映画は死の危機にあるか?15人の映画監督たちが代わる代わるその
ドキュメンタリー
- 製作年1982年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間---分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ミケランジェロ・アントニオーニ
-
「アメリカ,家族のいる風景」(2005)、「ランド・オブ・プレンティ」(04)など2000年代はアメリカを中心に描いてきたビム・ベンダース監督が、およそ12年ぶりにヨーロッパを舞台に撮影したロマンティックスリラー。世界的に成功を収めた写真家のフィンはイタリア・シチリア島のパレルモへ旅に出るが、跡をつけまわすナゾの男の存在に悩まされる。そんな時、美術館の壁画を修復している魅力的な女性フラビアに出会い、2人はフラビアの祖母との思い出の地へ繰り出すが……。主演はドイツの人気パンクバンド「ディー・トーテン・ホーゼン」のカンピーノ。撮影時は存命だった「アメリカの友人」のデニス・ホッパーが共演。
ネット上の声
- ストーリーに加わる音楽と映像がすばらしい
- 一応ヴェンダース監督作品だけど・・・
- 何でこれが都内は吉祥寺だけなの!?
- パレルモはドイツからも遠い国なんだ
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国ドイツ,フランス,イタリア
- 時間108分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演カンピーノ
-
ダニー(アリシア・ヴィキャンデル)とジェームズ(ジェームズ・マカヴォイ)はノルマンディーの海辺のホテルで出会い、5日で恋に落ちる。生物数学者のダニーはグリーンランドに調査に行かなければならず、 諜報員のジェームズには南ソマリアでの任務が待っていた。お互いを生涯の相手だと知りながらも、彼らはそれぞれの任地へと向かう。ところがダニーを乗せた潜水艇にトラブルが発生し、また、ジェームズは拘束されてしまう。
ネット上の声
- アリシア・ヴィキャンデルがひたすら可愛いです
- 若い頃のヴェンダースが
- 前半の空気感好きだったけど、後半の2人の対比シーン🥲😭😢特にジェームズシーンを観
- 深海生命を研究する美人学者と反テロ活動のイケメン諜報員と旅行中に運命の出会い後、
サスペンス
- 製作年2017年
- 製作国イギリス
- 時間112分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ジェームズ・マカヴォイ
-
ネット上の声
- ベンダースのヒッチコックタッチ
- 理解しきれず、はぁ・・・。
- 習作でしょうね
- ⭐️レビュー3000本だから、まーなんか選ぼうかと
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国ドイツ
- 時間101分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演アルトゥール・ブラウス
-
朽ち果てたホテルに住みついた人々を描く現代の寓話。監督・製作は「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のヴィム・ヴェンダース。製作・脚本・原案は「エンド・オブ・バイオレンス」のニコラス・クライン。製作・原案・音楽はU2のボノ。撮影は「パッチ・アダムス」のフェドン・パパマイケル。出演は「ラビナス」のジェレミー・デイヴィス、「ジャンヌ・ダルク」のミラ・ジョヴォヴィッチ、「ミ・ファミリア」のジミー・スミッツ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のピーター・ストーメア、「セブンD」のアマンダ・プラマー、「タイタニック」のグロリア・スチュアート、「コヨーテ・アグリー」のバッド・コート、「宮廷料理人ヴァテール」のジュリアン・サンズ、「ハート・オブ・ウーマン」のメル・ギブソンほか。第50回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。
ネット上の声
- ミラジョボビッチがはまり役
- 純粋すぎるのも時として残酷
- トムトムとエロイーズ。
- トムトムとエロイーズ。
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国ドイツ,アメリカ
- 時間122分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ジェレミー・デイヴィス
-
「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などの巨匠ビム・ベンダースが7年ぶりに劇映画のメガホンをとり、1つの事故が4人の男女の運命を変えていく様子をサスペンスフルに描いた人間ドラマ。カナダ、ケベック州モントリオール郊外。作家のトーマスは仕事がうまくいかず、一緒に暮らす恋人サラとの関係がぎくしゃくしていた。ある大雪の日、車を運転していたトーマスが目の前に飛び出してきた何かに慌てて急ブレーキをかけると、そこには虚ろに座り込む1人の少年がいた。少年の無事を確認し胸をなでおろしたトーマスが少年を自宅まで送ると、母ケイトは息子の姿を見て何故か半狂乱になってしまう。そしてこの事故が、トーマスと恋人サラ、編集者のアン、少年の母ケイトの人生を大きく狂わせていく。トーマス役をジェームズ・フランコ、サラ役をレイチェル・マクアダムス、ケイト役をシャルロット・ゲンズブールがそれぞれ演じる。
ネット上の声
- 「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダース監督作という事で鑑
- その「小説」には何が書かれていたのか?
- 映画を監督で観るという人にはオススメ
- ヴィム・ヴェンダース版『永い言い訳』
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ドイツ,カナダ,フランス,スウェーデン,ノルウェー
- 時間118分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ジェームズ・フランコ
-
バイオレンス映画のプロデューサー、マイクはトラブル続きの仕事に忙殺されて妻にも愛想をつかされている。そんなある日、何者かに誘拐され殺されかけたマイクを、実験中の都市監視カメラが捉えていた……。「パリ、テキサス」以来ふたたびロサンゼルスを舞台に、巨大な暴力に翻弄される人間の姿に迫ろうとしたベンダース監督の意欲作。
ネット上の声
- アンディ・マクダウェルの困ったような顔
- ヴェンダース監督の異色作
- モニターの中の孤独感
- 複雑に絡み合う伏線
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1997年
- 製作国ドイツ
- 時間122分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ビル・プルマン
-
ビム・ベンダースと長年の友人ペーター・ハントケの「ベルリン・天使の詩」以来5作目となるコラボレーション作品。ハントケの原作戯曲をベンダース初となる全編フランス語による会話劇として映画化。パリのシルエットが見える小高い丘の一軒家。涼しい風が木々を揺らすある夏の午後に、テラスでテーブルをはさんで語らう男と女。性的体験、子ども時代、夏の本質、そして男と女の違いなど……2人の対話は、時には激しい決闘のような言葉の応酬にも突入しながら、ふと訪れる長い静寂の時間を挟み、さまざまなテーマを縦断する。そして庭に向かって大きく開け放たれた扉の奥にある書斎には、タイプライターを前にした作家がひとり、庭を見つめながら座っていた。「ヒポクラテス」レダ・カテブと「愛のめぐりあい」ソフィー・セミンが語らう男女を、映画オリジナルのキャストである作家役をイェンス・ハルツが演じ、ミュージシャンのニック・ケイブがゲスト出演する。
ネット上の声
- 抽象と暗喩の会話、秀逸だけど退屈
- 哲学的な会話が続く、、続く
- 騙された!
- 正直最近では興味を失っていたヴェンダースですが、久しぶりのペーター・ハントケ絡み
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国フランス,ドイツ,ポルトガル
- 時間97分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演レダ・カテブ
-
17世紀のアメリカ大陸。ヨーロッパから移住してきた女性・ヘスターは、奔放な性格もあって土地の人たちから孤立していた。寂しさを募らせていた彼女は、ひとりの牧師に慰められる。だがある日、ヘスターが姦通の罪を犯したと発覚し、村八分にされてしまう。
ネット上の声
- 監督自身が認めてない映画だそうです。
- ×すごくアンマッチ、物語と音楽が・・・?
- 原作、ホーソーン『緋文字(ひもんじ)』未読
- ヴェンダース監督26歳時の長編2作目
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国ドイツ,スペイン
- 時間90分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演センタ・バーガー