- 製作
- 1961年 日本
- 時間
- 91分
- 監督
- 増村保造
- 出演
- 若尾文子川口浩馬淵晴子
- 種類
- サスペンス
【雪山で夫を殺したのは、私か、それとも…。愛と殺意の狭間で揺れる妻の告白。真実は一体どこに。】
雪の北アルプスで起きた滑落事故。妻の彩子は、宙吊りになった夫をつなぐザイルを切断し、死なせてしまう。事故か、殺人か。法廷に立たされた彩子の証言は曖昧で、夫にかけられた多額の保険金や、同行していた夫の部下・幸田との不倫疑惑が彼女を追い詰める。検察は計画殺人を主張し、弁護士すら彼女の真意を測りかねる。貞淑な妻か、冷酷な悪女か。関係者の証言が食い違う中、事件の真相は深い霧の中へ。人間の愛憎とエゴイズムが交錯する、心理サスペンスの傑作。