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雪山で夫を殺したのは、私か、それとも…。愛と殺意の狭間で揺れる妻の告白。真実は一体どこに。
雪の北アルプスで起きた滑落事故。妻の彩子は、宙吊りになった夫をつなぐザイルを切断し、死なせてしまう。事故か、殺人か。法廷に立たされた彩子の証言は曖昧で、夫にかけられた多額の保険金や、同行していた夫の部下・幸田との不倫疑惑が彼女を追い詰める。検察は計画殺人を主張し、弁護士すら彼女の真意を測りかねる。貞淑な妻か、冷酷な悪女か。関係者の証言が食い違う中、事件の真相は深い霧の中へ。人間の愛憎とエゴイズムが交錯する、心理サスペンスの傑作。
ネット上の声
- 白黒映像の印影が作品の世界をよく活かしている
- 旦那も大概腹立つが、幸田が本当にありえない!
- ファム・ファタール若尾文子の傑作中の傑作
- 恋愛に置ける男性の弱点を如実に表した映画
サスペンス
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督増村保造
- 主演若尾文子
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1950年代、四国の寒村。東京への脱出を夢見る青年が描く、故郷との決別と自立への葛藤。
舞台は昭和30年代、高知県の寂れた漁村。20歳の青年・タダオは、閉鎖的な村と血縁のしがらみから逃れ、東京で脚本家になることを夢見ていた。村役場で働きながら、来るべき祭りの日に故郷を捨てる「祭りの準備」を密かに進めるタダオ。しかし、村人たちの濃密な人間関係や、家族との確執が彼の行く手を阻む。果たして彼は、しがらみを断ち切り、自らの未来を掴むことができるのか。青春の焦燥と解放への渇望を描く物語。
ネット上の声
- 映画愛と性に対する真摯さに衒いがなく正直に描かれた日本映画らしい佳作で、脚本がいい。
- 小骨トモさんという漫画家の方が好きな映画だというのを読んで、なんの気なしに観てみ
- 高知県にある小さな村に住む、映画のシナリオライターを夢みる青年の物語
- ATG作品の中でトップを争うくらい好きな作品です
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督黒木和雄
- 主演江藤潤
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菊田一夫の原作を「お月様には悪いけど」の柳沢類寿が脚色した喜劇で、「天国と地獄」の佐藤武が日活入社第一回監督に「黒い潮」の横山実が撮影に当る。出演者は、「陽気な天国」の森繁久彌、丹下キヨ子、三木のり平、「女人の館」の馬淵晴子、「鉄腕巨人」の内海突破のほか飯田蝶子、有島一郎、市村俊幸など。なほ徳川夢声が解説者として声の出演をしている。
ネット上の声
- 森繁久彌にとって1955年は、「警察日記」「夫婦善哉」とコメディアンからぐっと演
- 森繁久彌の映画を初めて見た
- お笑い芸人時代の森繁
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐藤武
- 主演森繁久弥
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米田治の企画で、川口松太郎の雑誌『平凡』に掲載された原作から「母山彦」の館岡謙之助が脚本を書き、同じく小石栄一が監督に当たっている。撮影も同じく姫田真佐久である。出演者は「母山彦」の三益愛子、「生き残った弁天様」の宇佐美諄、「猛獣使いの少女」の江利チエミ、「娘初恋ヤットン節」の白鳥みづえの他、若尾文子、鳩えり子、鶴田六郎、久保幸江などである。
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督小石栄一
- 主演三益愛子
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老いと介護をテーマに、老後の夫婦のあり方と親子関係を見つめたヒューマン・ドラマ。原作者の実体験に基づき、槙坪夛鶴子監督が、女性ならではの視点に立って作り上げた。親と子、介護する側とされる側が、「ともに輝いて生きる」ことが出来る環境とは何か。介護とはどういうことか、人間にふさわしい最後の居場所はどこなのか。豊かな人間性を育み、支え合う高齢社会の実現への方法を模索する家族ドラマ。
ネット上の声
- 紺野美沙子は当時45歳とは思えないくらい若く、きれい
- 紺野美沙子は当時45歳とは思えないくらい若く、きれい
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督槙坪夛鶴子
- 主演紺野美沙子
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ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督槙坪夛鶴子
- 主演馬渕晴子
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自閉症児を題材にした劇映画「星の国から孫ふたり」(2009)などを手がけ、11年に他界した槙坪夛鶴子監督が、遺作となった同作を撮影する過程を追ったドキュメンタリー。社会的弱者に視点を置いた作品を撮り続けてきた槙坪監督は、リウマチが進行し、車椅子での生活や2週間に一度の輸血のため通院も欠かせないという状況にあった。それでも、十分な理解や情報も得られずにいる自閉症児やその家族のため、支援の輪を広げようと、「星の国から孫ふたり」を製作。全国を回る上映活動にも精力的に取り組んだ。そんな槙坪監督の姿や熱意を通し、自閉症児やその家族と社会の関わり方を考えていく。
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督床波ヒロ子
- 主演槙坪夛鶴子
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生後間もない自分を捨て母を自殺へ追い込んだ父親に復讐の念を燃やす女性の人生を描く。木村元保原作の映画化で脚本は芹宮靖が執筆。監督はこれが第一作の中津川勲で、撮影は相原義晴がそれぞれ担当。
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督中津川勲
- 主演島崎恵