- 製作
- 1953年 日本
- 時間
- 124分
- 監督
- 伊藤大輔
- 出演
- 長谷川一夫田中絹代堀雄二
- 種類
- ヒューマンドラマ
【明治の歌舞伎界、芸の道に生きる二人の役者の宿命。伝統と革新の狭間で燃え上がる、父と子の壮絶な対立。】
文明開化の波が押し寄せる明治初期の東京。当代随一と謳われた歌舞伎役者、鏡獅子源治郎は、自らの芸に限界を感じていた。そんな彼が見出したのが、若き役者・檜山矢之助の類まれなる才能。源治郎は矢之助を養子に迎え、己の全てを注ぎ込む。しかし、師の芸を凌駕するまでに成長した矢之助は、やがて源治郎にとって最大の好敵手となる。芸の頂点「獅子の座」を巡り、父と子の、師弟の絆は激しい憎悪と対立へ。芸に命を懸けた男たちの、壮絶な魂の物語。