- 製作
- 1961年 日本
- 時間
- 96分
- 監督
- 鈴木英夫
- 出演
- 平田昭彦新珠三千代池部良
- 種類
- サスペンス
【頭取の座を巡る銀行内の熾烈な権力闘争。野心と裏切りが渦巻く、松本清張原作の社会派サスペンス。】
高度経済成長期の日本。大手銀行「芙蓉銀行」を舞台に、次期頭取の座を巡る激しい派閥争い。その渦中にいるのは、冷静沈着な野心家で、頭取候補の筆頭と目される沖野専務。彼は自身の地位を盤石にするため、ライバルである桑山常務の失脚を画策。その計画の駒として、桑山の愛人である料亭の女将・前川奈美に接近する。奈美を籠絡し、桑山の弱みを握ろうとする沖野。しかし、彼の計算は、したたかな奈美の存在と、銀行内部に渦巻くさらなる陰謀によって狂い始める。権力という名の冷たい寒流に飲み込まれていく男たち。最後に笑うのは一体誰なのか。