- 製作
- 1959年 日本
- 時間
- 87分
- 監督
- 三隅研次
- 出演
- 長谷川一夫新珠三千代中村鴈治郎
- 種類
- ヒューマンドラマ
【虚無を抱えた若き剣士、市川雷蔵。悪を斬る抜刀の先に待つ、哀しき宿命を描く傑作時代劇。】
舞台は江戸時代。ある藩の家老から、悪政を敷く奉行の暗殺を依頼された一人の浪人。演じるは、憂いを帯びた瞳が光る市川雷蔵。彼は超人的な剣の腕を持つが、その心は虚無に満ちていた。金のためと割り切り、任務を遂行しようとする浪人。しかし、事件の裏に隠された藩の権力争いと、悲しい人間模様を知るにつれ、彼の心は揺れ動く。果たして彼は、非情な刺客に徹することができるのか。巨匠・三隅研次が描く、剣に生きる男の孤独と運命。その抜刀術のキレは必見。