- 製作
- 1935年 日本
- 時間
- 55分
- 監督
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- 出演
- 汐見洋御橋公千葉早智子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【昭和初期の地方都市。酒屋を営む一家を舞台に、対照的な二人の姉妹と父の愛人が織りなす、ほろ苦い人間模様。】
舞台は昭和初期、とある地方都市。老舗の酒屋「駿河屋」には、モダンで活発な妹・紀美子と、古風で控えめな姉・邦江という対照的な姉妹がいた。父・健吉は店の経営を紀美子に任せきりで、芸者の蔦奴との関係に溺れている。やがて健吉は、店を売り払い蔦奴と新しい商売を始めようと画策。その計画が、家族の間に静かな波紋を広げていく。時代の変化の中で揺れ動く家族の絆と、それぞれの想い。成瀬巳喜男監督が繊細なタッチで描く、家族の肖像。