昭和初期の地方都市。酒屋を営む一家を舞台に、対照的な二人の姉妹と父の愛人が織りなす、ほろ苦い人間模様。
舞台は昭和初期、とある地方都市。老舗の酒屋「駿河屋」には、モダンで活発な妹・紀美子と、古風で控えめな姉・邦江という対照的な姉妹がいた。父・健吉は店の経営を紀美子に任せきりで、芸者の蔦奴との関係に溺れている。やがて健吉は、店を売り払い蔦奴と新しい商売を始めようと画策。その計画が、家族の間に静かな波紋を広げていく。時代の変化の中で揺れ動く家族の絆と、それぞれの想い。成瀬巳喜男監督が繊細なタッチで描く、家族の肖像。
ネット上の声
- 中編の時間制約の中、無駄を省く演出
- なるようになっただけだよ
- 不甲斐ない父子と3人の女
- 落としどころなし?
ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間55分
- 監督---
- 主演汐見洋