都会育ちの娘が、父の愛人を訪ねる旅。そこで見たのは、伝統と近代が交錯する日本の家族の姿。
1935年の東京。モダンガールとして生きる娘、君子。彼女の父は、遠い昔に家を出て、田舎で別の女性と暮らしている。父の不在が母を苦しめていると信じる君子は、父を連れ戻すため、信州の山村へと向かう決意。しかし、そこで彼女が目にしたのは、愛人やその子供たちと穏やかに暮らす父の姿。都会的な価値観と、田舎の素朴な人間関係との間で揺れ動く君子の心。家族とは、結婚とは何かを問いかける、日本映画史に残る成瀬巳喜男監督の名作。
ネット上の声
- 見事に描ききった「女」という生き物
- 優しいあきらめのまなざし
- 結構クラシックな作品
- 大人になったら判るから…(X3)
ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間74分
- 監督---
- 主演千葉早智子