- 製作
- 1957年 日本
- 時間
- 121分
- 監督
- 成瀬巳喜男
- 出演
- 高峰秀子上原謙森雅之
- 種類
- ヒューマンドラマ
【明治の因習に抗い、自らの力で運命を切り拓こうとする一人の女。その激しくも気高い生き様を描く文芸ドラマの傑作。】
舞台は明治時代の日本。封建的な価値観が色濃く残り、女性が自立して生きることが困難だった時代。主人公は、お島。養子に出された先で虐げられながらも、決して屈しない強い意志と生命力を持つ女性。最初の結婚が破綻し、実家に戻されたお島は、社会の理不尽さに反発し、自分の足で立つことを決意。次々と男たちと渡り合いながら、商売の世界へと身を投じていく。彼女の目的は、ただひたすらに「自分の人生」を生きること。しかし、彼女の奔放な生き方は周囲の反感を買い、裏切りや困難が次々と襲いかかる。傷つき、倒れてもなお、前を向き続けるお島。彼女がその先に掴むものとは何か。一人の女性の不屈の魂の物語。