- 製作
- 1955年 日本
- 時間
- 115分
- 監督
- 川島雄三
- 出演
- 山村聡月丘夢路三橋達也
- 種類
- ヒューマンドラマ
【高度経済成長期の日本を舞台に、一人の天才詐欺師が繰り広げる痛快で物悲しい人間喜劇。】
舞台は戦後の復興期、活気と欲望が渦巻く地方都市。そこに現れた一人の男、梶大助。天才的な口八丁と人懐っこさで次々と人々を魅了し、画期的な新事業で街の顔役へと成り上がっていく。しかし、その華やかな成功の裏には、巧妙に隠された過去と嘘。彼の本当の目的とは何か。順風満帆に見えた計画が、予期せぬ出会いと綻びによって狂い始める。金か、愛か、それとも…。男の嘘が暴かれた時、人々が見るものは希望か、それとも絶望か。川島雄三監督が描く、人間の滑稽さと哀愁が胸を打つ物語。