- 製作
- 1954年 日本
- 時間
- 108分
- 監督
- 吉村公三郎
- 出演
- 木村功津島恵子日高澄子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【生きる意味を見失い、死に場所を求めて彷徨う青年。四国最果ての地で出会う人々の優しさが、絶望の心に光を灯す物語。】
戦後の日本。学業を捨て、人生に絶望した一人の青年。彼は死に場所を求め、自殺の名所として知られる四国の足摺岬へとたどり着く。死の淵に立つ彼が出会ったのは、お遍路の娘や、岬でたくましく生きる人々。彼らの飾り気のない優しさや生命力に触れるうち、青年の凍てついた心は少しずつ溶かされていく。生と死の狭間で揺れ動く魂。彼はこの最果ての地で、再び生きる希望を見つけることができるのか。