- 製作
- 2024年 アメリカ,メキシコ
- 時間
- 139分
- 監督
- アロンソ・ルイスパラシオス
- 出演
- ラウール・ブリオネスルーニー・マーラアンナ・ディアス
- 種類
- ヒューマンドラマ
スタッフの多くが移民で構成されたニューヨークの観光客向け大型レストランで織り成される人間関係を、ユーモラスかつ痛烈に描いたドラマ。イギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーによる1959年初演の戯曲「調理場」を原作に、「コップ・ムービー」などで知られるメキシコ出身のアロンソ・ルイスパラシオスが監督・脚本を手がけ、まぶしく先進的なニューヨークの街とアメリカンドリームを求めて滞在する移民たちの姿を対比させながら、ほぼ全編モノクロ映像でスタイリッシュに描き出した。
ニューヨークにある大型レストラン「ザ・グリル」の厨房で、いつも通りの忙しい朝が始まった。そんな中、前日の売上金の一部が消えたことが判明し、従業員全員に盗難の疑いがかけられる。さらに新たなトラブルが次々と発生し、料理人やウェイトレスたちのストレスはピークを迎え、厨房はカオスと化す。
「ザ・グリル」の料理人であるメキシコ移民の主人公ペドロを「コップ・ムービー」にも出演したラウル・ブリオネス、彼の恋人で秘密を抱えるアメリカ人ウェイトレスのジュリアを「キャロル」のルーニー・マーラが演じた。2024年・第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。