- 製作
- 1966年 日本
- 時間
- 28分
- 監督
- 三島由紀夫
- 出演
- 三島由紀夫鶴岡淑子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【昭和史を揺るがした二・二六事件の渦中、若き中尉夫妻が選んだ究極の愛と死の美学。】
舞台は、昭和維新を掲げた青年将校らによるクーデター「二・二六事件」直後の日本。陸軍中尉の武山信二は、反乱軍に加わった親友たちへの出動命令という非情な現実に直面。忠義と友情の狭間で苦悩する彼。その覚悟を察した新妻・麗子は、夫と共にあることを決意。閉ざされた一部屋で、二人は最後の愛を交わし、日本刀を手に、究極の愛と忠誠を貫くための壮絶な儀式へと向かう。生と死、愛とエロス、そして日本の伝統美が交錯する、息詰まるほどの緊張感に満ちた物語。