- 製作
- 2020年 日本,アメリカ
- 時間
- 128分
- 監督
- 想田和弘
- 出演
- 山本昌知山本芳子
- 種類
- ドキュメンタリー
【82歳の精神科医、最後の仕事。引退を決意した医師と、彼を頼る患者たちの姿から「老い」と「別れ」を見つめる観察映画。】
岡山県の小さな精神科診療所。山本昌知医師、82歳。長年、心に病を抱える人々と向き合ってきた彼が、ついに引退を決意する。しかし、彼を頼る患者たちは行き場を失い、妻は認知症を患っている。カメラは、引退を決めた日から最後の診察まで、医師の日常に静かに寄り添う。老いという現実、避けられない別れ、そして「支えること」の意味。誰にでも訪れる人生の終盤を、ありのままに映し出す。答えのない問いを観る者に投げかける、想田和弘監督「観察映画」の集大成。