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観察映画の巨匠が映し出す、東日本大震災後の青年団と平田オリザの葛藤と再生。これは演劇か、現実か。
舞台は東日本大震災から1年後の日本。世界的に評価される劇作家・平田オリザと彼が主宰する劇団「青年団」。震災は彼らの日常と創作活動に大きな影を落とす。放射能への不安、演劇を続ける意味への問い。カメラは、稽古場の緊張感、劇団員たちの赤裸々な対話、そして新たな作品が生まれるまでの苦悩と希望を静かに見つめる。これは単なる演劇の記録ではない。未曾有の災害に直面した現代日本の縮図であり、困難の中で「表現」を模索する人々の姿そのもの。
ネット上の声
- 政治に、教育に、地域に海外に、常に動き続けるオリザさんをこれでもかと見た後、最後
- 演劇を広める上で教育やその他の分野に関心がある人たちに、コンテクストを合わせて説
- 1は、そもそも演劇とは、演じるとは、ということを描いていましたが2は「平田オリザ
- 劇団「青年団」と演出家の平田オリザをテーマにした2部作の第2弾で、現代社会で生き
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本,アメリカ,フランス
- 時間170分
- 監督想田和弘
- 主演平田オリザ
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劇作家・平田オリザと彼の劇団「青年団」の日常に密着。虚構と現実が交錯する、観察映画の傑作。
舞台は、現代日本を代表する劇作家・平田オリザが主宰する劇団「青年団」。カメラは稽古場の熱気、舞台裏の緊張、そして団員たちの飾らない日常を静かに見つめる。台本上のセリフと、俳優たちのリアルな会話。虚構であるはずの演劇が、彼らの人生そのものと重なり合う瞬間。明確なストーリーやナレーションを排し、観る者に「演劇とは何か」「現実とは何か」を問いかける、深遠なるドキュメンタリー。
ネット上の声
- 天才ってやっぱりいるんだな。
- 世にも希有な劇団の物語
- 想田監督の「観察映画」
- ブレッソンは俳優を使いたがらない、役者の表現力が自身の作品にとって不必要なもので
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本,アメリカ
- 時間172分
- 監督想田和弘
- 主演平田オリザ
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「選挙」「精神」など「観察映画」と称する独自の手法のドキュメンタリー作品で知られる想田和弘監督が、「牡蠣工場」「港町」の舞台となった岡山県牛窓の人と猫と自然をとらえたドキュメンタリー。
瀬戸内海の港町・牛窓で古くから親しまれてきた小さな鎮守の社・五香宮。数十匹の野良猫が住み着いていることから「猫神社」とも呼ばれ、猫好きの住民や来訪者からは喜ばれているが、その一方で糞尿の被害に悩まされる住民もいる。
2021年に27年暮らしてきたニューヨークを離れて牛窓に移住した想田監督と妻でプロデューサーの柏木規与子は、新入りの住民として地域に飛び込み猫を巡る問題に巻き込まれながらも、高齢化の進む伝統的コミュニティとその中心にある五香宮にカメラを向け、四季折々の美しい自然の中で猫と人間が織りなす豊かな光景を映し出していく。
ネット上の声
- 何かを訴えようとしないスタンスから見えてくる眩しい世界
- 観察映画?
- 想田監督の「観察映画」が熟練の域に達している気がする、一見ただ撮っているように見
- ぼんやり見ているととても心地よい映画だし、ロケーションは素晴らしいし、猫は可愛い
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督想田和弘
- 主演---
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瀬戸内海の小さな港町・牛窓。そこに生きる人々の日常と、失われゆく風景を静かに見つめる観察映画。
岡山県牛窓。かつては活気に満ちたこの港町も、今は高齢化の波に静かに身を委ねる。カメラは、老漁師の何気ない会話、網の手入れをする姿、路地で遊ぶ猫、そして穏やかな海の風景をただ映し出す。特別な事件は起こらない。しかし、そこには確かに存在する人々の営みと、町の歴史、そしてゆっくりと変化していく時間の流れ。監督・想田和弘が「観察映画」の手法で切り取った、ありのままの日本の姿。懐かしくも切ない、一つの町のポートレート。
ネット上の声
- 岡山県牛窓の港町のおばちゃん、おじちゃんの日常を撮ったドキュメンタリー
- 観察の仕方が上手いんだと思うけど、すごく奥行きがある映画だった。観...
- ☆☆☆★★★ 観察第1章 漁〜販売・消費 高齢の漁師は嘆く。昔と比...
- 後半に至るにつれ込み上げる、理由を説明したくない凄まじさや圧迫感は、おそらく私が
ドキュメンタリー
- 製作年2017年
- 製作国日本,アメリカ
- 時間122分
- 監督想田和弘
- 主演---
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82歳の精神科医、最後の仕事。引退を決意した医師と、彼を頼る患者たちの姿から「老い」と「別れ」を見つめる観察映画。
岡山県の小さな精神科診療所。山本昌知医師、82歳。長年、心に病を抱える人々と向き合ってきた彼が、ついに引退を決意する。しかし、彼を頼る患者たちは行き場を失い、妻は認知症を患っている。カメラは、引退を決めた日から最後の診察まで、医師の日常に静かに寄り添う。老いという現実、避けられない別れ、そして「支えること」の意味。誰にでも訪れる人生の終盤を、ありのままに映し出す。答えのない問いを観る者に投げかける、想田和弘監督「観察映画」の集大成。
ネット上の声
- 病や老いと人間の表情や仕草の味わい
- 現実を受け入れ、生き方を選びとる
- 偉大な精神科医の幕引きの大変さ
- 観察映画初見
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国日本,アメリカ
- 時間128分
- 監督想田和弘
- 主演山本昌知
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川崎市議補選、泡沫候補と呼ばれた男の再起をかけた選挙戦。その驚くべき結末。
舞台は2011年の川崎市議会議員補欠選挙。かつて自民党の公認を得ながらも落選した山内和彦、40歳。彼は今回、既成政党から離れ「脱原発」を唯一の公約に掲げ、無所属での再起を目指す。しかし、彼を待っていたのは「泡沫候補」という厳しい現実。妻の支えだけを頼りに、駅前での孤独な辻立ち、有権者の無関心、そして選挙の常識を覆す前代未聞の戦略。カメラは、理想と現実の狭間で奮闘する一人の男の姿を、ありのままに記録。果たして、彼の声は市民に届くのか。民主主義の根幹を問う、観察映画第4弾。
ネット上の声
- 「選挙」では何の信念も公約もなく流されていた山内氏が今度は信念を持って再登場
- 「子どもはかわいい」、としても・・・
- “ヴ・ナロード”こそ選挙のはずなのに
- 痛快というか、呆れる、というか
ドキュメンタリー
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間149分
- 監督想田和弘
- 主演---
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岡山を舞台に、猫と人間、老いと福祉が織りなす日常の詩。観察映画が映し出す、静かで確かな生命の営み。
舞台は、日本の岡山県。福祉タクシーを営む柏木夫妻の穏やかな日常を、想田和弘監督が「観察映画」の手法で静かに見つめるドキュメンタリー。認知症を患う乗客との交流、飼い猫たちの世話、そして新たに生まれる命。そこには、劇的な事件も派手な演出もない。ただ、老い、病、介護といった社会問題を背景に、人間と動物が寄り添い、懸命に生きる姿があるだけ。柏木夫妻の口から語られる戦争体験や人生観は、観る者に「平和とは何か」を静かに問いかける。日常に潜む小さなドラマの積み重ねが、やがて大きな感動を呼ぶ、珠玉の一篇。
ネット上の声
- 見てて、いろいろな思いが浮かびますが
- “良い作品は偶然をも味方につける”
- なんか、もっと長く見ていたいと─
- 人との距離は思いと反比例
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国日本,アメリカ,韓国
- 時間75分
- 監督想田和弘
- 主演---
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カメラはただ、そこにいる人々を映し出す。精神科クリニックを舞台に、心の病と向き合う人々の日常を捉えた観察ドキュメンタリー。
舞台は岡山県の小さな精神科診療所、こらーる岡山クリニック。登場するのは、様々な心の病を抱える患者たちと、彼らに寄り添う医師やスタッフ。劇的な事件は起きず、カメラは彼らの会話、悩み、そして笑顔を静かに見つめるだけ。社会からの偏見や病がもたらす苦悩の中でも、自分らしく生きようとする人々の姿。ナレーションを排した映像が問いかける、「正常」と「異常」の境界線。観る者の心に静かな波紋を広げる生の記録。
ネット上の声
- 精神科に通う人たちを撮ったドキュメンタリー映画
- 精神病者って?健常者って?そのちがいは?
- 「好奇心」で人の内面に無神経に入るな!
- スクリーンの中に「自分」を見出す
精神障害、 ドキュメンタリー
- 製作年2008年
- 製作国日本,アメリカ
- 時間135分
- 監督想田和弘
- 主演---
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瀬戸内海の小さな町、牡蠣工場。グローバル化の波と過疎化に揺れる人々の営みを静かに見つめるドキュメンタリー。
舞台は岡山県牛窓町。穏やかな瀬戸内海に面したこの町の小さな牡蠣工場が、物語の中心。高齢化と人手不足に悩む工場に、中国からやって来た出稼ぎ労働者たち。言葉も文化も違う彼らと、地元の人々との間に生まれる、ささやかな交流と見えない壁。監督はナレーションやBGMを排し、ただそこにある日常を静かに映し出す。グローバル化の現実、労働の意味、そして変わりゆく日本の地方の姿。観る者に静かな問いを投げかける、珠玉の観察映画。
ネット上の声
- 静かな時の流れる田舎町の異文化交流
- 静かな時の流れる田舎町の異文化交流
- 退屈極まりない、時間の無駄
- 岡山より宮城
ドキュメンタリー
- 製作年2015年
- 製作国日本,アメリカ
- 時間145分
- 監督想田和弘
- 主演---
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補欠選挙に挑む、自民党公認の新人候補。日本の“どぶ板選挙”の裏側に迫る観察映画。
舞台は2005年の川崎市議会議員補欠選挙。自民党から白羽の矢が立ったのは、政治経験ゼロの山内和彦。妻と二人三脚で挑む、12日間の過酷な選挙戦。駅前での辻立ち、有権者への土下座、鳴り響くウグイス嬢の声。理想と現実のギャップに苦しみながらも、ただひたすらに走り続ける山内。果たして、彼は市民の支持を得て、議席を勝ち取ることができるのか。日本の民主主義の縮図を映し出す、前代未聞のドキュメンタリー。
ネット上の声
- 小泉自民党の連呼だけで当選できた良き時代
- 選挙を真正面から捉えたドキュメンタリー
- 恥ずかしながら、怒りと絶望で涙、涙。。
- 最高のエンターテイメント&悲喜劇
ドキュメンタリー
- 製作年2006年
- 製作国日本,アメリカ
- 時間120分
- 監督想田和弘
- 主演---
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塀の中の一つの「街」。アメリカ最大級の刑務所を舞台に、そこに生きる人々の日常と葛藤を映し出す観察ドキュメンタリー。
舞台は、5000人以上を収容するアメリカ最大級の男子刑務所、通称「ザ・ビッグハウス」。監督・想田和弘は、この巨大な壁の中にカメラを持ち込み、そこに生きる受刑者や職員たちの日常を静かに見つめる。単なる犯罪者の集団ではなく、独自の社会を形成し、働き、学び、時には葛藤する人々の姿。受刑者たちが運営する高齢者介護プログラムなどを通して見えてくる彼らの素顔。刑務所という非日常空間に存在する「日常」とは何か。善と悪、管理と自由の境界線を問いかける、衝撃の観察映画。
ネット上の声
- ほんと『観察』エンターテイメント!
- これが“今”のアメリカ
- アメリカ人て映画的
- うーん、つまらん
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国アメリカ,日本
- 時間119分
- 監督想田和弘
- 主演---