82歳の精神科医、最後の仕事。引退を決意した医師と、彼を頼る患者たちの姿から「老い」と「別れ」を見つめる観察映画。
岡山県の小さな精神科診療所。山本昌知医師、82歳。長年、心に病を抱える人々と向き合ってきた彼が、ついに引退を決意する。しかし、彼を頼る患者たちは行き場を失い、妻は認知症を患っている。カメラは、引退を決めた日から最後の診察まで、医師の日常に静かに寄り添う。老いという現実、避けられない別れ、そして「支えること」の意味。誰にでも訪れる人生の終盤を、ありのままに映し出す。答えのない問いを観る者に投げかける、想田和弘監督「観察映画」の集大成。
ネット上の声
- 病や老いと人間の表情や仕草の味わい
- 現実を受け入れ、生き方を選びとる
- 偉大な精神科医の幕引きの大変さ
- 観察映画初見
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国日本,アメリカ
- 時間128分
- 監督想田和弘
- 主演山本昌知