雑誌『小説新潮』に掲載された田村泰次郎の短編小説から成瀬巳喜男が、一昨年東宝で発表した「春の目ざめ」の続編として脚色し、久々に演出に当たる。スタッフとして企画の本木莊二郎、撮影の玉井正夫、キャストとして久我久美子、木匠久美子、立花満枝、登山清子らが東宝から参加している。他に「四人目の淑女」の森雅之「月よりの使者(1949)」の喜多川千鶴に、東横から小杉勇、青山健吉、如月麗子が出演し、更に「野球狂時代」につぐ杉狂児、杉義一親子、昭和十三年度の日活映画「路傍の石」の片山明彦と星美千子が十一年ぶりに顔を合わせる。