- 製作
- 1932年 日本
- 時間
- 78分
- 監督
- 成瀬巳喜男
- 出演
- 奈良真養筑波雪子小島寿子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【華やかな過去を捨て、良家の妻となった元芸者。しかし彼女を待っていたのは、継娘からの冷たい仕打ちだった。】
芸者を辞め、資産家の後妻として新しい人生を歩み始めた岸代。しかし、その幸せは長くは続かない。亡き母を慕う先妻の娘・滋子は、岸代を「後釜」と呼び、執拗な嫌がらせを繰り返す。良き母になろうと努める岸代の真心は、頑なな滋子の心に届かない。さらに、夫の事業の失敗が家庭に暗い影を落とし、二人の溝はますます深まっていく。血の繋がらない母と娘、憎しみ合いながらも心の奥底で繋がりを求める二人の葛藤。成瀬巳喜男監督が描く、女性たちの心の機微。