- 製作
- 1984年 ソ連
- 時間
- 153分
- 監督
- テンギズ・アブラゼ
- 出演
- アフタンディル・マハラゼゼイナブ・ボツヴァゼエディシェル・ギオルゴビアニ
- 種類
- ヒューマンドラマ
旧ソビエトの検閲下、1984年に製作されたジョージアの名匠テンギズ・アブラゼによる社会派ドラマ。67年製作の「祈り」、76年製作の「希望の樹」とあわせて「祈り3部作」に数えられる。スターリンの粛清を喚起させ、ソ連崩壊につながったペレストロイカを象徴する作品で、1987年カンヌ国際映画祭審査員特別大賞を受賞。とある地方都市で高名な市長が死去し、市長の墓を掘り起こした罪で、生前の市長の独裁により家族を失った女性が逮捕される。彼女は法廷で市長の粛清の過去を告発し、埋もれつつあった悲劇の歴史を訴える。日本では2008年に劇場初公開。2018年には、アブラゼ監督の「祈り」「希望の樹」とあわせた「祈り3部作」の一挙公開で、再び劇場公開される。