- 製作
- 1968年 フランス,イタリア,チェコスロバキア
- 時間
- ---分
- 監督
- アラン・ロブ=グリエ
- 出演
- ジャン=ルイ・トランティニャン
- 種類
- ヒューマンドラマ
【ヨーロッパの街に現れた謎の男。彼は戦争の英雄か、死んだ女の恋人か。嘘で現実を塗り替える、迷宮のような物語。】
舞台は、戦争の記憶が色濃く残るヨーロッパのとある街。そこに、一人の男がふらりと現れる。男は、街で死んだ戦争の英雄の友人だと名乗り、その妻や妹、メイドに次々と近づいていく。英雄との過去、死んだ女性との情事を、男は雄弁に語り始める。しかし、その話は矛盾に満ち、語られるたびに内容が変化していく。彼は一体何者なのか。英雄か、詐欺師か、それとも…。断片的な記憶と嘘で構築された迷宮のような世界。観る者は、何が真実で何が嘘なのかを見失っていく。男の目的が謎に包まれたまま、街の秘密と彼の正体に関する衝撃の結末を予感させる。