- 製作
- 2016年 日本
- 時間
- 121分
- 監督
- 小林克人
- 出演
- 藤本涼桜井ユキ前田吟
- 種類
- サスペンス
初監督作品「369のメトシエラ」以来、7年ぶりとなる小林兄弟(小林克人、小林健二)監督作品。老舗の同族経営企業を襲った誘拐事件を発端に繰り広げられるクライムサスペンスで、脚本も兄弟によるオリジナルとなる。中堅化学工業会社の次期社長・佐藤英樹が誘拐され、犯人は幻のダイヤモンド「フローレンスの涙」を要求してくる。しかし、現社長である英樹の父親・善一郎も、副社長の叔父・勇次郎も犯人の要求には応じず、英樹を見捨てるという。社長秘書であり、英樹を誘拐した犯人でもある牧羽剛は、善一郎らのその判断に驚く。やがて善一郎は病に倒れ、勇次郎はこの状況を利用し、会社の乗っ取りを画策し始める。かつて自分の母が「フローレンスの涙」のために自殺に追い込まれた過去があり、その復讐のため誘拐を企てた剛は、人命よりも優先される「フローレンスの涙」に隠された秘密に迫っていく。主人公・剛役には、500人のオーディションで選ばれた藤本涼。剛と手を組む役員秘書の氷坂恵役に「リアル鬼ごっこ」「極道大戦争」の桜井ユキ。山本學、前田吟らベテラン陣のほか、宮川一朗太、池内万作、東幹久らが脇を固める。