- 製作
- 2015年 チェコ,ロシア,ドイツ,ラトビア,北朝鮮
- 時間
- 110分
- 監督
- ヴィタリー・マンスキー
- 出演
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- 種類
- ドキュメンタリー
北朝鮮政府によって演出された「庶民の日常生活」の裏側を暴き、当局による検閲を受ける前にフィルムを外部へ持ち出すなど、さまざまな危険を冒して完成したドキュメンタリー。模範労働者の両親とともに平壌で暮らす8才のジンミ一家を通し、ロシアの撮影スタッフが庶民の日常を切り取るドキュメンタリー撮影のはずが、北朝鮮側の監督のOKが出るまで一家は繰り返し演技を強いられた。高級な住まい、親の職業、クラスメイトとジンミの会話、そのすべてが理想の家族のイメージを作り上げるために北朝鮮政府が仕組んだシナリオだったのだ。スタッフは、「真実を暴く」ことに撮影の目的を切りかえ、カメラの録画スイッチを入れたまま、隠し撮りを敢行する。北朝鮮からの要請で、ロシア政府はモスクワ・ドキュメンタリー映画祭の会長を務めるビタリー・マンスキー監督への非難声明と上映禁止を発表。しかし、韓国、アメリカ、ドイツなど20都市以上で上映された。