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北朝鮮政府によって演出された「庶民の日常生活」の裏側を暴き、当局による検閲を受ける前にフィルムを外部へ持ち出すなど、さまざまな危険を冒して完成したドキュメンタリー。模範労働者の両親とともに平壌で暮らす8才のジンミ一家を通し、ロシアの撮影スタッフが庶民の日常を切り取るドキュメンタリー撮影のはずが、北朝鮮側の監督のOKが出るまで一家は繰り返し演技を強いられた。高級な住まい、親の職業、クラスメイトとジンミの会話、そのすべてが理想の家族のイメージを作り上げるために北朝鮮政府が仕組んだシナリオだったのだ。スタッフは、「真実を暴く」ことに撮影の目的を切りかえ、カメラの録画スイッチを入れたまま、隠し撮りを敢行する。北朝鮮からの要請で、ロシア政府はモスクワ・ドキュメンタリー映画祭の会長を務めるビタリー・マンスキー監督への非難声明と上映禁止を発表。しかし、韓国、アメリカ、ドイツなど20都市以上で上映された。
ネット上の声
- ノンフィクションに見せる為のフェイク。
- "異質"な体制下の、"普通の"日常
- 現実の北朝鮮の姿を垣間見た。
- 天国を強いられるという地獄
ドキュメンタリー
- 製作年2015年
- 製作国チェコ,ロシア,ドイツ,ラトビア,北朝鮮
- 時間110分
- 監督ヴィタリー・マンスキー
- 主演---
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ソ連最後の最高指導者、ミハイル・ゴルバチョフ。歴史を動かした男が、晩年に自らの人生と現代世界を語るドキュメンタリー。
冷戦を終結させ、ソビエト連邦を解体に導いた男、ミハイル・ゴルバチョフ。歴史の教科書に名を刻むこの偉大な政治家は、晩年、モスクワ郊外の自宅で何を思っていたのか。本作は、ゴルバチョフ本人への貴重なインタビューを中心に、彼の孤独な日常に密着。ペレストロイカの真相、エリツィンとの確執、そして現代ロシアへの警鐘。老政治家が自身の功罪と向き合いながら、未来の世代へ向けて遺す、率直で人間味あふれる「遺言」の記録。
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国ラトビア,チェコ
- 時間---分
- 監督ヴィタリー・マンスキー
- 主演ミハイル・ゴルバチョフ
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ドキュメンタリー
- 製作年2008年
- 製作国ロシア,中国,インド
- 時間75分
- 監督ヴィタリー・マンスキー
- 主演ダライ・ラマ法王十四世
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ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの素顔をとらえた2018年製作のドキュメンタリー。
1999年12月31日、ロシア連邦初代大統領ボリス・エリツィンが辞任し、自身の後継者としてプーチンを指名した。3カ月後に行われる大統領選挙までの間、ロシアの新しい憲法と国旗は若き指導者に引き継がれることに。プーチン大統領候補の選挙用PR動画の撮影を開始したビタリー・マンスキー監督は、大統領選挙への出馬表明も公約発表もしないまま“選挙運動”を展開するプーチンの姿を記録。プーチンが大統領代行に就任してからの1年間を追った映像を編集し、ドキュメンタリー映画として完成させた。
選挙運動では控えめな印象のプーチンだったが、徐々にその本性が見えはじめる。プーチンがいかにして権力を握り、現在の統治国家を築きあげたのかを浮かび上がらせていく。
ネット上の声
- 【”そして、独裁政権が始まった。”愚かしきロシア連邦初代大統領・エリツィンから大統領代行に選ばれたプーチンが出馬表明、公約を一切せずに大統領となり、その後一年を追った恐ろしいドキュメンタリー。】
- プーチンのしたたかさと選んだエリツィンのマヌケさ
- “執拗に”迫られたプーチンの本音
- 人は見かけによらないこともある
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国ラトビア,スイス,チェコ,ロシア,ドイツ,フランス
- 時間102分
- 監督ヴィタリー・マンスキー
- 主演ウラジーミル・プーチン