- 製作
- 1949年 アメリカ
- 時間
- 176分
- 監督
- ジョナス・メカス
- 出演
- ---
- 種類
- ドキュメンタリー
【故郷を追われたリトアニア移民の青年。ニューヨークでの15年間を綴った、魂の記録にして映像日記。】
第二次世界大戦後、故郷リトアニアを追われ、ニューヨークへとたどり着いた青年ジョナス・メカス。本作は、彼が1949年から1963年にかけて撮りためた16mmフィルムで構成される、極めて私的な映像日記。新しい土地での戸惑い、故郷への尽きせぬ想い、そして同じ境遇の移民たちとの共同体の形成。失われたもの(ロスト)だらけの日々の中で、彼はカメラを回し続けることで自らのアイデンティティを模索する。これは単なる記録ではない。異邦人として生きる痛みを抱えながらも、新たな根を見出そうとする一人の人間の、15年間にわたる魂の軌跡。