- 製作
- 1960年 日本
- 時間
- 50分
- 監督
- 仲木睦
- 出演
- 山城新伍春海洋子神木真寿雄
- 種類
- 時代劇
罠を抜け、脱出した葵太郎のもとには、最初に殺された男の娘・夕香里、玄海屋の娘・雪江とその弟・竹介たちが集っていた。玄海屋は火傷を負って以来人が変わり、雪江をコープスに嫁がせようとしている。冷い父に耐えかねた姉弟は家を飛び出したのだ。コープスが先手を打って奉行所の金蔵を襲い、長崎の各所に火薬を埋め、奉行を脅して逃亡のための千石船を奪い取ろうとしたその時、白馬童子が現れて奉行を救った。逃げる敵を追って白馬童子は、南蛮寺に潜入し、火薬引火の銅線を奉行方への合図の狼火に結び変えた。雲右衛門がスイッチを入れたとたん、狼火があがり、捕方が乱入した。玄海屋は欲深い雲右衛門に殺されたが、その顔の火傷を覆う包帯の下から現れたのは長崎屋の顔だった。童子と雲右衛門の一騎打ちは、むろん前者の勝ちだった。太郎たちは夕香と小助を連れて新天地を目指して旅立つのだった…。(C)東映