- 製作
- 1971年 ポーランド
- 時間
- 107分
- 監督
- アンジェイ・ズラウスキー
- 出演
- レシェック・テレシンスキマウゴジャータ・ブラウネックヤン・ノヴィツキ
- 種類
- ヒューマンドラマ
【ナチス占領下のポーランド。妻子を殺された男が迷い込む、現実と悪夢が交錯する狂気の世界。愛と罪の黙示録。】
第二次世界大戦、ナチス占領下のポーランド。ミハウは、目の前で妻子を惨殺されるという地獄を体験。絶望の中、レジスタンス活動に身を投じるが、彼の精神は次第に現実との境界を失っていく。そんな彼の前に現れた、死んだ妻と瓜二つの妊婦。彼女を守ることに執着するミハウは、血清を作るため、シラミに自らの血を吸わせる危険な仕事に就く。過去の幻影、戦争の狂気、そして新たな生命の誕生。すべてが混濁し、螺旋のように絡み合う、悪夢的映像詩。ズラウスキー監督が描く、極限状況における人間の愛と罪の深淵。