- 製作
- 1979年 日本
- 時間
- 124分
- 監督
- 篠田正浩
- 出演
- 坂東玉三郎加藤剛山崎努
- 種類
- 時代劇
【竜神が棲むという伝説の池。一日三度の鐘を撞かねば、村は湖底に沈む。幻想文学の巨匠・泉鏡花の戯曲を篠田正浩が映像化した傑作。】
20世紀初頭の日本、越前の山深い村。日照りに苦しむこの村には、夜叉ケ池の竜神にまつわる古い言い伝えがあった。それは、鐘を一日三度撞き続けなければ、竜神が村を洪水で沈めてしまうというもの。ある日、この村を訪れた学者・萩原は、鐘楼守の男と、その美しき妻・百合に出会う。しかし、男は失踪。村に伝わる伝説と、人間たちの愛憎が絡み合い、物語は幻想的で悲劇的な結末へと向かっていく。人間と異界の者の宿命的な恋の物語。