- 製作
- 1958年 日本
- 時間
- 116分
- 監督
- 野村芳太郎
- 出演
- 大木実高峰秀子田村高広
- 種類
- サスペンス
【犯人を待つ刑事の目に映るのは、平凡な女の日常と、その奥に秘められた哀しき愛の真実。】
凍えるような冬の佐賀。警視庁のベテラン刑事・柚木と若手刑事・下岡は、強盗殺人犯の行方を追っていた。犯人がかつての恋人・さだ子のもとに現れるという情報を掴み、二人は彼女の家の向かいで昼夜を問わぬ過酷な「張込み」を開始する。しかし、刑事たちの目に映るのは、銀行員の後妻として退屈で平凡な毎日を送るさだ子の姿ばかり。焦りと疲労が募る中、刑事たちは彼女の人生を通して、事件の奥に隠された人間の業と哀しみを見つめることになる。長い張込みの末、ついに訪れるその瞬間、物語は予期せぬ結末を迎える。