- 製作
- 1967年 日本
- 時間
- 103分
- 監督
- 大島渚
- 出演
- 荒木一郎岩淵孝次田島和子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【抑圧された時代、歌だけが若者たちの魂の叫びだった。性の解放と学生運動が交差する1960年代の日本を描く、大島渚監督の衝撃作。】
1967年、学生運動の熱気が渦巻く京都。地方から上京してきた4人の男子高校生は、受験勉強の傍ら、性の衝動と社会への反発を「春歌」を歌うことで発散していた。彼らの前に現れる、自由奔放な女子大生。彼女との出会いは、彼らの内に秘めた欲望と欺瞞を暴き出していく。ベトナム反戦デモ、抑圧的な教師、そして仲間同士の不和。混沌とした時代の中で、若者たちは何に抗い、何を求めていたのか。猥雑でエネルギッシュな春歌に乗せて、若者たちの生と性が赤裸々に描かれる。社会の偽善を痛烈に批判し、観る者に強烈な問いを突きつける問題作。