添田知道が性に関する俗歌を収集した「日本春歌考」に題名を借りて、大島渚が監督した異色の風俗ドラマ。セクシャルな妄想と現実との間で出口を見失い、自己を喪失していく大学受験生たちの姿を通じて、国家や家族といった共同体と一個人との係わり、性の問題を強く打ち出している。こののち「儀式」「愛のコリーダ」という、それぞれの問題を究極にまでつきつめた作品を発表した大島渚を語る上で、もっとも注目すべき一編。
ネット上の声
- 青春は今日もどこかで生まれては消えていく
- 性を語ると国家=個人となるのはなぜか
- 今より温暖化が進んでなかった?
- 「日本人の故郷は朝鮮である」
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督大島渚
- 主演荒木一郎