- 製作
- 2012年 日本
- 時間
- 102分
- 監督
- 内田伸輝
- 出演
- 杉野希妃篠原友希子山本剛史
- 種類
- ヒューマンドラマ
2010年・東京フィルメックスでグランプリを受賞した「ふゆの獣」の俊英・内田伸輝監督が、放射能の見えない恐怖に翻弄されていく女性や子どもたちの姿を描いたドラマ。東京郊外のマンションに暮らすフリーライターのユカコは、東日本大震災後、福島原発から漏れた放射能に不安や危機感を募らせ、会社勤めの夫に引越しをすべきだと主張する。一方、隣の部屋に住むサエコは、夫が他の女のもとへ行ってしまい、ひとりで娘の清美を育てていた。しかし、放射能から娘を守りたい一心で取ったサエコのある行動が、周囲から非難を浴びてしまう。挨拶を交わす程度の付き合いだった2人の人生が、原発事故により思いもよらないかたちで交錯していく。「マジック&ロス」「歓待」などアジアで幅広く活躍する杉野希妃が、プロデューサー・主演を務める。