- 製作
- 1956年 日本
- 時間
- 81分
- 監督
- 清水宏
- 出演
- 香川京子池内淳子高橋豊子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【都会の片隅で生きる二人の不良少女。社会の冷たさの中で、彼女たちは何故道を踏み外さなければならなかったのかを問う社会派ドラマ。】
戦前の東京。貧しい家庭に育ち、家を飛び出した少女お君と、裕福ながらも家庭に居場所のないお静。境遇の違う二人は、不良仲間として出会い、刹那的な日々を送っていた。しかし、些細な出来事から警察に追われる身となる。大人たちの無理解と社会の冷たい視線。頼れる者もなく、追い詰められていく彼女たち。純粋な心を持ちながらも、生きるために悪の道へと足を踏み入れてしまった少女たち。その先に待ち受ける過酷な運命とは。彼女たちが「そうなった」背景にある社会の矛盾を鋭く描き出す。