- 製作
- 1970年 日本
- 時間
- ---分
- 監督
- 大島渚
- 出演
- 後藤和夫岩崎恵美子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【仲間が遺した謎のフィルム。そこに映る「風景」の意味を追い、一人の青年が自己と現実を見失う衝撃作。】
舞台は学生運動の熱気が残る1960年代末の東京。映画製作集団に所属する青年モトキ。ある日、仲間の一人が屋上から飛び降りて自殺。彼が死の直前まで撮影していたフィルムが遺される。そこに映っていたのは、何の変哲もない東京の風景のみ。モトキは、彼が何を見て、なぜ死んだのかを理解するため、同じ風景を撮り直すことに没頭。しかし、死者の視線を追体験するその行為は、次第に彼自身のアイデンティティを侵食していく。現実と虚構、自己と他者の境界が曖昧になった彼がたどり着く、衝撃の結末。