仲間が遺した謎のフィルム。そこに映る「風景」の意味を追い、一人の青年が自己と現実を見失う衝撃作。
舞台は学生運動の熱気が残る1960年代末の東京。映画製作集団に所属する青年モトキ。ある日、仲間の一人が屋上から飛び降りて自殺。彼が死の直前まで撮影していたフィルムが遺される。そこに映っていたのは、何の変哲もない東京の風景のみ。モトキは、彼が何を見て、なぜ死んだのかを理解するため、同じ風景を撮り直すことに没頭。しかし、死者の視線を追体験するその行為は、次第に彼自身のアイデンティティを侵食していく。現実と虚構、自己と他者の境界が曖昧になった彼がたどり着く、衝撃の結末。
ネット上の声
- 大島渚の60年代学生の風、ロストフィルム
- 映画が誕生する瞬間の、痛々しい輝き!
- 風景とは何か
- 大島渚というより、脚本参加した原将人の作品かの様で、武満徹の音楽🎵が心地良く、当
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督大島渚
- 主演後藤和夫