- 製作
- 1977年 フランス
- 時間
- 97分
- 監督
- ロベール・ブレッソン
- 出演
- アントワーヌ・モニエティナ・イリサリアンリ・ドゥ・モブラン
- 種類
- ヒューマンドラマ
【現代社会のあらゆるものに絶望した一人の青年が、自らの意志で「死」へと向かう、ロベール・ブレッソン監督の衝撃作。】
舞台は1970年代のパリ。政治、宗教、精神分析、そして環境破壊。あらゆる社会問題に直面し、その偽善と無力さに絶望する青年シャルル。彼は恋人たちとの関係や、様々な思想との出会いを通じても、生きる意味を見出すことができない。救済の道を全て閉ざされた彼が、最後にたどり着く一つの結論。それは自らの手で人生の幕を引くという決断。ブレッソン特有の抑制された演出で、魂の彷徨と現代文明への痛烈な批判を描き出す、孤高の傑作。