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全13作品。ロベール・ブレッソン監督が制作した映画ランキング

  1. ラルジャン
    • S
    • 4.45
    「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」「少女ムシェット」などの名作を残したフランスの名匠ロベール・ブレッソン監督が、ロシアの文豪トルストイの原作をもとに、偶然手にしてしまったニセ札を知らずに使ってしまったことから、一家惨殺事件を引き起こし転落していく人生を歩む青年イボンの姿を描いた。1999年に他界したブレッソン監督の遺作。日本初公開は86年。2011年、ブレッソンの名作をニュープリントで上映する「映画の國名作選III ロベール・ブレッソンの芸術」にてリバイバル。

    ネット上の声

    • ドア、ドア、ドア、ドア、ドア・・・・・。
    • 一番観たくない映画の原作はトルストイ
    • 映画とは何か、を問いつづけた生涯。
    • カットの間にある空白こそ映画だ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1983年
    • 製作国フランス,スイス
    • 時間85分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演クリスチャン・パティ
  2. 抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-
    • A
    • 4.13
    「バルタザールどこへ行く」「スリ」で知られる巨匠ロベール・ブレッソンの脱獄ドラマ。1943年、ドイツ占領下のフランス・リヨン。仏軍レジスタンスのフォンテーヌ中尉は、独軍に捕らえられ、モントリュック刑務所に入獄する。拷問され、独房に入れられたフォンテーヌは即座に脱獄を決意。囚人と情報交換をし、スプーンで作ったナイフを武器に着々と準備を進めるが、仲間のオルシニが脱獄に失敗し銃殺されてしまう……。

    ネット上の声

    • スターも名シーンも無しに残り続ける作品
    • 監獄からただ脱獄するだけの映画
    • 凄まじくリアルな脱獄手記より
    • 列車の轟音が味方になる瞬間
    サスペンス
    • 製作年1956年
    • 製作国フランス
    • 時間100分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演フランソワ・ルテリエ
  3. たぶん悪魔が
    • B
    • 3.98
    「ラルジャン」「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」などで知られるフランスのロベール・ブレッソン監督が1977年に手がけ、環境破壊が進み社会通念が激変した当時の情勢を背景に、ニュース映像などを交えながらひとりの若者の死を見つめたドラマ。裕福な家柄に生まれた美貌の青年シャルルは、自殺願望にとり憑かれている。政治集会や教会の討論会に参加しても、違和感を抱くだけで何も変わらない。環境破壊を危惧する生態学者の友人ミシェルや、シャルルに寄り添う2人の女性アルベルトとエドヴィージュと一緒に過ごしても、死への誘惑を断ち切ることはできない。やがて冤罪で警察に連行されたシャルルは、さらなる虚無にさいなまれていく。1977年・第27回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員特別賞)を受賞。

    ネット上の声

    • シャルルは自分の手で自殺することはせずに、ともだちに「古代ローマ風...
    • ブレッソンの余りにも救いのない到達点
    • ブレッソンは映画を痩せ細らせその本質だけを先鋭化させたのではなく、痩せ細らせた映
    • 世の中に対する知識を増やしたり、それについて考えたりすることは、非常に危険なこと
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1977年
    • 製作国フランス
    • 時間97分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演アントワーヌ・モニエ
  4. 少女ムシェット
    • B
    • 3.89
    名匠ロベール・ブレッソンが傑作「バルタザールどこへ行く」の直後に手がけた長編8作目。フランスの作家ジョルジュ・ベルナノスの小説を原作に、ひとりの少女のたどる悲しい運命を、厳格なフレーミングと俳優たちの最小限に抑制された演技により、ストイックかつリアルに、まざまざと描いた。フランスの片田舎に暮らす14歳のムシェットは、アルコール中毒の父親と病気の母親に代わって家を切り盛りさせられている上に、学校では同級生や教師から酷い扱いを受けていた。そんな薄幸の少女の運命は、ある雨の夜、森の中で密猟者と出会ったことをきっかけに、さらなる悲惨な破滅へと向かって転がり落ちていく。絶望の淵に立たされながらも反抗心を秘めた主人公ムシェットを、本作のために抜てきされたナディーヌ・ノルティエが演じた。1967年製作で、日本では74年にエキプ・ド・シネマ配給で初公開。95年にはフランス映画社配給で公開。2020年10月には、4Kリストア・デジタルリマスター版でリバイバル公開。

    ネット上の声

    • せっかくシネモンドさんで上映されたのに行けなかった・・・ので、過去のメモから
    • 涙は目からこぼれ落ちるものだけじゃない
    • 鳥の罠、割れたコーヒーカップ、胸の傷
    • 徹底したリアリズム・終始一貫する暗さ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1967年
    • 製作国フランス
    • 時間80分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演ナディーヌ・ノルティエ
  5. 5

    白夜

    白夜
    • B
    • 3.86
    フランスの名匠ロベール・ブレッソンが、「やさしい女」(1969)に続き文豪ドストエフスキーの短編を翻案して描いたドラマ。ある夜、画家の卵ジャックはセーヌ河に身投げしようとする少女を助ける。1年前にアメリカ留学に発ち、その夜に再会を約していた恋人が現れないのだという。苦しむ彼女に恋心を抱きながら、同時に罪悪感に苛まれるジャックはひとりテープに思いを語りかける。舞台は原作の19世紀ペテルブルクから、撮影当時のパリに移されている。日本では1978年に劇場初公開。2012年、35mmニュープリントでリバイバル。

    ネット上の声

    • ブレッソン監督の中でも余り言及されることのない、本作
    • ブレッソンの情緒そして性欲への冷徹な視線
    • 何てことない物語だけどおもしろかった
    • 「古い」は悪いことではないけれど…
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1971年
    • 製作国フランス
    • 時間83分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演ギョーム・デ・フォレ
  6. バルタザールどこへ行く
    • B
    • 3.83
    「ラルジャン」「スリ」「ジャンヌ・ダルク裁判」などで知られる名匠ロベール・ブレッソン監督が1966年に手がけた長編7作目。文豪ドストエフスキーによる「白痴」の挿話から着想を得て、一匹のロバとひとりの少女の数奇な運命を描き出した。ピレネーの小さな村に住む幼い少女マリーは、生まれたばかりのロバにバルタザールと名付けてかわいがっていた。10年後、バルタザールは鍛冶屋の苦役に使われていたが、その苦しさに耐えかねて逃げ出し、マリーのもとへと向かう。成長したマリーは再会を喜び、バルタザールを連れて歩くが、彼女に思いを寄せるジェラールは嫉妬し、バルタザールを痛めつける。物言わぬロバの視点を通して人間の愚かさや醜さを淡々と描き、ベネチア国際映画祭で審査委員特別賞を受賞するなど傑作として知られる。主演は、後に「中国女」をはじめゴダール作品に多く出演することになるアンヌ・ビアゼムスキーで、彼女の映画初出演作。日本では70年に劇場初公開され、95年にもフランス映画社配給で公開された。2020年10月には、4Kリストア・デジタルリマスター版でリバイバル公開。

    ネット上の声

    • 綺麗なものは汚され、善良なものは奪われ。
    • 美しい少女マリーと、ロバのバルタザール
    • マリ―もバルタザールも誰のものでもない
    • 人間って本当にくだらない生き物です。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1964年
    • 製作国フランス,スウェーデン
    • 時間96分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演アンヌ・ヴィアゼムスキー
  7. 田舎司祭の日記
    • B
    • 3.67
    「バルタザールどこへ行く」「スリ」など数々の名作を生んだフランスのロベール・ブレッソン監督が、1951年に手がけた長編第3作。カトリック作家ジョルジュ・ベルナノスの同名小説を原作に、聖と俗の間で葛藤する若き司祭を静謐なタッチで描き出す。北フランスの寒村に赴任した若い司祭は、身体の不調を自覚しながらも、村人たちの悩みを聞き布教と善行に励む日々を送っていた。しかし、彼の純粋な信仰への思いは村人たちとの間に次第に溝を生じさせ、事態は思わぬ方向へと展開していく。キャストには素人を起用し、音楽やカメラの動きなども含めた“演出”を削ぎ落としていく手法で、ブレッソン独自のスタイル「シネマトグラフ」を確立した作品。日本では製作から70年にわたり劇場未公開だったが、2021年6月に4Kデジタルリマスター版で劇場初公開となった。

    ネット上の声

    • 50年前に10回以上観た
    • このブレッソンも必見
    • 司祭は何を見たのか
    • 十字架のイメージ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1950年
    • 製作国フランス
    • 時間115分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演クロード・レデュ
  8. 湖のランスロ
    • C
    • 3.62
    「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」「スリ」などの名作を手がけたフランスのロベール・ブレッソン監督が、「アーサー王伝説」の後日譚である王妃グニエーヴルと円卓の騎士ランスロの不義の恋をモチーフに、騎士道精神の崩壊を現代的視点から描いた歴史ドラマ。聖杯探索に失敗して多くの死者を出し、城に帰還した円卓の騎士たち。その中のひとりであるランスロは、王妃グニエーヴルとの許されざる恋に苦悩していた。不倫の解消を神に誓うランスロだったが、グニエーヴルにその気はない。彼らの不義を利用して権力を手にしようと企むモルドレッドは、仲間を増やすべく暗躍する。そして騎士たちの絆に亀裂が入り始め、事態は思わぬ方向へと展開していく。1974年・第27回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。

    ネット上の声

    • 上手い映画と面白い映画は、まったき、違う
    • ロベール・ブレッソン監督作品8作品目…
    • 円卓の騎士たちの寒々とした終焉
    • 肉と鎧のバイオレンス映画
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1974年
    • 製作国フランス,イタリア
    • 時間84分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演リュック・シモン
  9. スリ(掏摸)
    • C
    • 3.58
    「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」のロベール・ブレッソン監督がスリを題材に手がけたサスペンスドラマ。生まれつき手先が器用な貧しい大学生ミシェルは、いつしかスリをして生計を立てていくようになる。最初は警察に捕まりもしたが証拠不十分で釈放され、次第に犯行は組織だったものになっていく。一方、母親のアパートの隣室に住むジャンヌはミシェルにひかれていくが……。日本初公開は1960年。2011年、ブレッソンの名作をニュープリント版で上映する「映画の國名作選III ロベール・ブレッソンの芸術」でリバイバル公開。

    ネット上の声

    • 本作の主人公、ミシェルの精神は、ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公、ラスコーリ
    • 信じられないほどにストイック
    • 『pickpocket』より『スリ』へ
    • 華麗なるマジックハンド
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1959年
    • 製作国フランス
    • 時間76分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演マルタン・ラ・サール
  10. ジャンヌ・ダルク裁判
    • C
    • 3.48
    史上名高いジャンヌ・ダルク裁判の正確な再現を通して、ジャンヌの苦悩と、心の葛藤を描写した作品。監督と台詞は「スリ」のロベール・ブレッソン、撮影はレオンス・H・ビュレル、音楽はフランシス・セイリグ、美術はピエール・シャルボニエ。出演はフロランス・カレ、ジャン・クロード・フールノー、ロジェ・オノラ、マルク・ジャッキエ、ミシェル・エリュベルなどほとんどが素人の俳優である。

    ネット上の声

    • ブレッソンのジャンヌ・ダルク
    • ジャンヌの足
    • ストイック
    • 過度に感傷に陥ることなく、カメラと対象の間に置かれた一定の距離を終始保ち続ける、
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1962年
    • 製作国フランス
    • 時間65分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演フロランス・カレ
  11. やさしい女
    • C
    • 3.43
    ドストエフスキーの短編小説を翻案し、舞台をロシアから製作当時のパリに置き換えて映画化。ロベール・ブレッソン監督にとって初のカラー作品となった。自殺してしまった若い妻の死体を前に、夫は2年間の夫婦生活を振り返り、妻の不可解な自殺の原因を探ろうとする。その物語を通し、夫婦とは、人を愛するとは何かを問いかける。15歳で年上の男性と結婚するも、数カ月で離婚したという経歴をもつ、当時17歳のドミニク・サンダが主演し、銀幕デビューを飾った。日本では1986年に公開されて以来、ソフト化されていなかった幻の作品だったが、2015年4月にデジタルリマスター版が公開された。2021年にもリバイバル公開。

    ネット上の声

    • ハァハァ…ドミニクサンダかわいい…ハァハ
    • ブレッソンの(女に対する)慧眼
    • 語り口の少ない手法が魅力的
    • 明晰である故の凶器。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1969年
    • 製作国フランス
    • 時間89分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演ドミニク・サンダ
  12. 罪の天使たち
    • C
    • 3.41
    「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」「ラルジャン」などで知られ、ヌーベルバーグにも影響をもたらしたフランスのロベール・ブレッソン監督のデビュー作。女子修道院を舞台に、あつい信仰心と使命感に満ちたアンヌ=マリーと不幸な犯罪に手を染めた若い娘テレーズとの対峙(たいじ)を通して、修道女たちの葛藤(かっとう)や憎しみ、友愛を描く。

    ネット上の声

    • 深読みすれば百合
    • コラ!痛いだろうが!
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1943年
    • 製作国フランス
    • 時間96分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演ルネ・フォール
  13. ブローニュの森の貴婦人たち
    • D
    • 3.06
    「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」などで知られる孤高の映画作家ロベール・ブレッソンが1944年に手がけた長編第2作。18世紀フランスの哲学者ドゥニ・ディドロによる小説「運命論者ジャックとその主人」を原作にブレッソンが自ら脚色し、ジャン・コクトーがセリフ監修を手がけた。 上流階級のエレーヌは恋人ジャンの愛を確かめようと別れ話を切り出すが、ジャンはあっさりと別れに同意する。ジャンへの復讐心を募らせたエレーヌは、男を相手に稼いでいるダンサーのアニエスをジャンに仕向けるが……。 「天井棧敷の人々」のマリア・カザレスがエレーヌ、「高原の情熱」のポール・ベルナールがジャン、「エドワールとキャロリーヌ」のエリナ・ラブルデットがアニエスを演じた。

    ネット上の声

    • シネフィルの彼
    • 初期ブレッソンの「ふつうの」演出の冴えを堪能できるが、お話自体はかなり妙ちきりんな気も。
    • レビュー2000本目はこの作品に決めてた
    • 悋気は女の慎むところ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1944年
    • 製作国フランス
    • 時間85分
    • 監督ロベール・ブレッソン
    • 主演ポール・ベルナール

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