- 製作
- 1973年 イギリス
- 時間
- 90分
- 監督
- D・A・ペネベイカー
- 出演
- デヴィッド・ボウイリンゴ・スター
- 種類
- ドキュメンタリー
2016 年 1 月 10 日、稀代のロッカー、デヴィッド・ボウイは予言的な最後のアルバム『★』を残して逝ってしまった。さかのぼること 43 年前、1972 年 2 月から 73 年 7 月にかけて、「5 年後に滅びようとする地球の救世主ジギー・スターダスト」という物語を 引っ提げ、25 歳のボウイは、クィーン・エリザベスII世号に乗船しイギリス、アメリカ、日本を巡る 1 年半の長期ツアーを決行した。そして 73 年 7 月 3 日、ロンドンのハマースミス・オデオン劇場での最終公演を行い、華やかで妖しいグラム・ロックの寵児ボウイは、コンサート の最後で、突然自らグラム・ロックを葬り去るのだった。 監督は、ハンディカメラと同時録音によるドキュメンタリーの第一人者で、すでにボブ・ディランやジョン・レノンを撮影し、ゴダールとも仕事 をしていた、D.A.ペネベイカー(2012 年アカデミー名誉賞受賞)。衣装は、71 年に日本人として初めてロンドンでコレクションを行った 27歳 の山本寛斎。 ジギーの物語と言葉の意味が伝わりやすいように、初めて全曲に新訳で歌詞字幕を挿入。字数制限のある中、ボウイの意図を簡潔に 表現した翻訳は、元ミュージシャンでもある寺尾次郎。