- 製作
- 1974年 フランス
- 時間
- 80分
- 監督
- フィリップ・ガレル
- 出演
- ジーン・セバーグニコティナ・オーモン
- 種類
- ドキュメンタリー
【ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫ニコ主演。愛と絶望の淵を彷徨う魂を、フィリップ・ガレルが描く孤高の映像詩。】
パリのアパルトマンの一室。一人の女が、鏡に映る自分を見つめている。彼女は恋人を待ち、ドラッグに溺れ、夢と現実の狭間を彷徨う。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫ニコを主演に迎え、フィリップ・ガレルがその公私にわたるパートナーであった彼女の姿をフィルムに焼き付けた伝説的作品。台詞はほとんどなく、ただニコの存在感と幻惑的な音楽が、愛の恍惚と破滅の予感を映し出す。観る者を官能的で危険な精神世界へと誘う、孤高の映像体験。