- 製作
- 1964年 イタリア,フランス
- 時間
- 137分
- 監督
- ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 出演
- エンリケ・イラゾクイマルゲリータ・カルーゾスザンナ・パゾリーニ
- 種類
- ヒューマンドラマ
イタリアの異才ピエル・パオロ・パゾリーニが「マタイによる福音書」を基にイエス・キリストの生涯を描いた伝記映画。無神論者であったパゾリーニ監督が、処女懐胎とイエスの誕生、律法学者たちによる迫害、ユダの裏切り、ゴルゴダの丘での磔形、そして復活までのエピソードを淡々と描き出す。ヨゼフの婚約者である処女マリアは聖霊の子を身に宿し、生まれた子にイエスと名付ける。成長しヨハネのもとで洗礼を受けたイエスは、天より神の子であると告げられ、40日間の断食や悪魔との対決を経て布教の旅に出る。スペインの学生エンリケ・イラソキがイエスを演じ、パゾリーニ監督の母スザンナが年老いたマリア役で出演するなど、キャストには演技経験のない素人を起用した。1964年・第25回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞。