- 製作
- 1960年 日本
- 時間
- 94分
- 監督
- 伊藤大輔
- 出演
- 市川雷蔵淡路恵子富士真奈美
- 種類
- 時代劇
【絶世の美男子が愛ゆえに全身を切り刻まれ、復讐の鬼と化す。歌舞伎の名作を基にした壮絶な愛憎劇。】
舞台は江戸時代の木更津。若く美しい色男、与三郎。地元の親分の妾であるお富と許されぬ恋に落ちたのが全ての始まり。密会が露見し、与三郎は全身に34箇所の刀傷を浴びせられ、瀕死の状態で川へ捨てられる。奇跡的に一命を取り留めたものの、かつての美貌は見る影もなく、顔も身体も無残な傷跡で覆われた姿に。愛するお富を奪われ、全てを失った与三郎。彼の心に宿ったのは、裏切った者たちへの燃え盛る復讐の炎。数年後、彼は「傷だらけの与三郎」として再びお富の前に姿を現す。果たして、二人の愛の行方と、壮絶な復讐劇の結末は。