- 製作
- 1938年 フランス
- 時間
- 110分
- 監督
- マルセル・カルネ
- 出演
- ジャン=ピエール・オーモンアナベラルイ・ジューヴェ
- 種類
- ヒューマンドラマ
【パリの運河沿いに佇む宿「北ホテル」。人生の交差点で織りなされる、絶望と再生、そして愛の人間模様。】
1930年代、パリのサン・マルタン運河沿いにある「北ホテル」。そこは、様々な事情を抱えた人々が行き交う人生の縮図。将来を悲観した若い恋人、ピエールとルネは、このホテルで心中を図るが、計画は失敗に終わる。一命を取り留めたルネはホテルの女中として働き始め、他の宿泊客たちとの交流の中で、生きる希望を見出していく。一方、刑務所に送られたピエール。二人の運命は、ホテルの住人たちの人間模様と絡み合いながら、予期せぬ方向へと転がっていく。詩的リアリズムの巨匠マルセル・カルネが描く、人生の哀歓と希望に満ちた不朽の名作。